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IFRS財団、IFRS解釈指針委員会及びIASBのアジェンダ決定について協議

IAS Plus 2019.04.30

IFRS財団の評議員会は、IFRS財団のデュー・プロセス・ハンドブックの改訂版の公開草案を公表した。IFRS解釈指針委員会によって公表されたアジェンダ決定の位置づけの明確化及びアジェンダ決定をIASBのツールにするための修正が主な提案である。

IFRS財団の評議員会は、IFRS財団のデュー・プロセス・ハンドブックの改訂版をパブリックコメントのために公表した。解釈指針委員会(IFRS-IC)によって公表されたアジェンダ決定の役割や位置づけに関する明確化及びアジェンダ決定をIASBのツールにするための修正が、最も目立つ修正案である。

IFRS解釈指針委員会のアジェンダ決定について、ハンドブックでは、アジェンダ決定はIFRS基準の位置づけではなく、IFRS基準の要求事項を追加または変更することはできないということを引き続き強調しているが、多くの場合、アジェンダ決定は、IFRS基準の原則及び要求事項を、アジェンダ決定における取引またはファクト・パターンにどのように適用するかを説明する説明資料を含んでいるとも記載している。これらの説明は、「他では入手できず、かつ入手することが合理的に期待できない新しい情報」を提供しているため、アジェンダ決定の結果として会計方針の変更が必要であると企業が決定する可能性があるとハンドブックでは記載している。

新たに提案されたIASBのアジェンダ決定は、説明資料も提供することにより、IFRS基準の一貫した適用を支援することを目的としている。IASBは、基準設定アジェンダにプロジェクトを追加しないと決定した場合にアジェンダ決定を公表することとなるが、それでもやはり基準の適用される原則及び要求事項を、特定の取引またはファクト・パターンにどのように適用するかを説明する資料の提供によって、基準の適用に関する一貫性を向上させると結論付ける。繰り返しになるが、ハンドブックは、アジェンダ決定はIFRS基準と同様の位置づけではないが、それでもなお、企業がIASBのアジェンダ決定の結果として会計方針を変更する必要があると考える可能性があると述べている。

アジェンダ決定の修正案に加えて、評議員会は、それらが最近の動きとの整合性を確保するために、影響分析の利用に関する手続きについてもハンドブックを改訂することも提案している。

目立たない改訂案では、IFRS財団によって作成された教育文書のカテゴリー、IASBのワーク・プランに主要プロジェクトを追加するための協議の要求、IFRS諮問会議の役割、及びIFRSタクソノミへの修正を承認するプロセス並びにIFRSタクソノミのデュー・プロセスの監督におけるDPOCの役割を考慮している。

本提案へのコメント期限は、2019年7月29日である。以下の情報が、IASBのWebサイト(英語)から入手可能である。

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