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国際会計基準審議会(IASB)が、5月の会議を受けてワーク・プランの更新を公表

IAS Plus 2019.05.18

IASBの2019年5月の会議を受けて、基準設定プロジェクトの「基本財務諸表」の次の文書が公開草案になることに決定し、メンテナンス・プロジェクトの「IBOR改革とその財務報告への影響」及び「不利な契約-契約履行のコスト」が次のステップに進展した。

国際会計基準審議会(IASB)の2019年5月の会議を受けて、会議の結果に伴う変更および4月に改訂されたワーク・プランからのその他の進展を理解するために、ワーク・プランを分析した。変更は僅かであるが、既存の進展のすべてがワーク・プランに反映されているわけではない。

以下は、2019年4月12日(IAS Plus-英語 ※1)の最近の分析からワーク・プランに行われたすべての変更の分析である。

 

基準設定プロジェクト

  • 基本財務諸表-今月の会議で、IASBは次の協議文書はディスカッション・ペーパーではなく公開草案とすることを決定した。時期に変更はない(2019年下半期)。

 

メンテナンス・プロジェクト

  • IBOR改革とその財務報告への影響-修正案の公開草案が、2019年5月3日(デロイト トーマツのWebサイト-※2) に公表された。受け取ったフィードバックについての最初の議論は、2019年第3四半期に予定している。
  • 不利な契約-契約履行のコスト(IAS第37号の修正)-今月の会議で、IASBは受け取ったフィードバックについて議論した。次のステップは、現在プロジェクトの方向性の決定である(時期は未定)。

 

リサーチ・プロジェクト

  • 変更なし。

 

その他のプロジェクト

  • デュー・プロセス・ハンドブックのレビュー-修正案の公開草案は、2019年4月30日(ASBJのWebサイト-日本語 ※3)に公表された。受け取ったフィードバックについての最初の議論は、2019年第4四半期に予定している。

 

ワーク・プランの更新に反映されていない既存の変更

  • IASBは、IFRS基準2018-2020年の年次改善の公開草案を2019年5月21日に公表する予定であることを発表した。ワーク・プランの中で、関連しているプロジェクトは2019年6月に公開草案が公表される予定であると依然として記載されている。以下のプロジェクトは2018-2020年の年次改善の一部である。 
  • 認識の中止についての「10%テスト」における手数料(IFRS第9号の修正)
  •  リース・インセンティブ(IFRS第16号に付属する設例13の修正)
  •  初度適用企業としての子会社(IFRS第1号の修正)
  •   公正価値測定における税金(IAS第41号の修正)

 

上記は、2019年4月12日と2019年5月18日のワーク・プランの忠実な比較である。

 

現在のIASBワーク・プランについては、いつでもこちら(IASBのWebサイト-英語※4)からアクセスできる。

 

※1》 ‘Updated IASB work plan — Analysis ’(IAS Plus-英語)
※2》「IASBが、IBOR改革に関するIAS第39号およびIFRS第9号の修正案を公表」(デロイト トーマツのWebサイト)
※3》  IFRS財団がデュー・プロセス・ハンドブックの修正案について公開協議(ASBJのWebサイト-日本語)
※4》  ‘Work plan’(IASB-英語) 

 

IASBのワーク・プラン(IASBのWebサイト-英語)
Deloitteのプロジェクト・ページ(IAS Plus-英語)

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