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IASBが、「概念フレームワーク」への参照を更新するためにIFRS第3号の修正案を公表

IAS Plus 2019.05.30

IASBは、IFRS第3号「企業結合」について3点の修正案を含む公開草案「『概念フレームワーク』への参照(IFRS第3号の修正案) 」を公表した。この修正案は、要求事項を大きく変更することなくIFRS第3号の古い参照を更新するものである。

国際会計基準審議会(IASB)は、IFRS第3号「企業結合」について3点の修正案を含む公開草案「『概念フレームワーク』への参照(IFRS第3号の修正案) 」を公表した。この修正案は、要求事項を大きく変更することなくIFRS第3号の古い参照を更新するものである。コメントは2019年9月27日まで募集されている。
 

背景 

2018年3月に、IASBは2018年版の「概念フレームワーク」(デロイト トーマツのWebサイト-※1)を公表し、IFRSに含まれる「フレームワーク」への参照のほとんどは、その時点で2018年版の「フレームワーク」に更新された。しかし、IFRS第3号「企業結合」11項 は、いまだに1989年版の「フレームワーク」へ参照しており、IFRS第3号を適用する企業間で不一致(conflicts)が生じる可能性があるため、更新されなかった。 

2018年版の「フレームワーク」における資産および負債の定義は、1989年版の「フレームワーク」における定義と異なっており、認識された一部の残高について取得後「2日目」の利得または損失が生じる可能性があるため、潜在的な不一致(conflicts)が発生する。 

IASBは現在、IFRS第3号について3点の修正を識別している。これらは、要求事項を大きく変更することなくIFRS第3号を更新することになる。
 

変更案 

ED/2019/3「『概念フレームワーク』への参照(IFRS第3号の修正)」で提案されている変更は次のとおりである。
 

  • IFRS第3号を更新して、1989年版の「フレームワーク」の代わりに、2018年版の「フレームワーク」を参照する。
  • IFRS第3号に、IAS第37号またはIFRIC第21号の範囲に含まれる取引およびその他の事象について、取得企業は、企業結合で引き受けた負債を識別するために、「概念フレームワーク」の代わりに、IAS第37号またはIFRIC第21号を適用しなければならないという要求事項を追加する。
  • IFRS第3号に、取得企業は、企業結合で取得した偶発資産を認識すべきではないという明示的な記述を追加する。 
     

また、本公開草案では、IASBが検討した代替アプローチと、IASBがそれらを選択しなかった理由が記載されている。

本変更案に対するコメントは、2019年9月27日まで募集されている。
 

発効日 

本公開草案は、公開期間終了後に決定することを意図しているため、本修正の発効日は含まれていない。しかし、早期適用は、更新された他のすべての修正(更新された「概念フレームワーク」とともに公表された)も同時またはそれより早く適用する場合には認められることは既に明らかにされている。

 

さらなる情報

下記リンクを参照:

IASBのプレスリリース(ASBJのWebサイト-日本語)
公開草案(525KB,PDF:ASBJのWebサイト-日本語)
IFRS in Focus (デロイトトーマツのWEBサイト)
》Deloitteのプロジェクト・ページ IFRS第3号-「概念フレームワーク」への参照の更新(IAS Plus-英語版) 
 

※1》 IFRS in Focus 2018.05.14「IASBが、改訂版の『概念フレームワーク』を公表」(デロイト トーマツのWeb サイト)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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