IASBが、COVID-19に関連した賃料減免（rent concessions）について、IFRS第16号の修正を提案      

本IFRS in Focusは、2020年4月に国際会計基準審議会（IASB）によって公表された公開草案ED/2020/2「COVID-19に関連した賃料減免」（以下、EDという。）に対応するIFRS第16号「リース」の修正案を取り扱っている。

• ED の修正案は IFRS第16号 を以下のように修正する。
  –COVID-19に関連した賃料減免がリースの条件変更であるかどうかを評価することを軽減する実務上の便法を借手に提供する。
  –COVID-19に関連した賃料減免をリースの条件変更ではないかのように会計処理するように実務上の便法を適用する借手に要求する。
  –実務上の便法を適用する借手にその事実を開示することを要求する。
  –借手にIAS第8号に従って実務上の便法を遡及的に適用することを要求するが、前期の数字を修正することは要求しない。
  
• 貸手についての会計処理の変更は提案していない。
• 修正案は、2020年6月1日以後開始する事業年度に適用される。早期適用は認められ、これには、修正の公表日に発行が未だ承認されていない財務諸表も含まれることが提案されている。
• 本提案に関するコメントは、2020年5月8日まで募集される。

IFRSセンター・オブ・エクセレンス日本は、このニュースレターの日本語訳を公表した。

『IASBが、COVID-19に関連した賃料減免（rent concessions）について、IFRS第16号の修正を提案』

≫英語版 （IAS Plus） 

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