ナレッジ

IASBが、セール・アンド・リースバックにおけるリース負債の測定を明確化するためのIFRS第16号「リース」の修正を提案

IFRS in Focus 2020.11.30

2020年11月にIASBによって公表された公開草案ED/2020/4「セール・アンド・リースバックにおけるリース負債」(以下、EDという。)に対応するIFRS第16号「リース」の修正案について説明するものである。

本IFRS in Focusは、2020年11月にIASBによって公表された公開草案ED/2020/4「セール・アンド・リースバックにおけるリース負債」(以下、EDという。)に対応するIFRS第16号「リース」の修正案について説明するものである。

 

  • EDで提案された変更は、IFRS第16号を以下のように修正する。
    -売手である借手が、資産の売却として会計処理するための要求事項を満たす資産の譲渡であるセール・アンド・リースバック取引において生じる使用権資産およびリース負債を当初測定する方法を定める。
    – リースバックにおいて認識されるリース負債は、予想されるリース料を反映し、変動リース料(指数またはレートに応じて決まるものではないものも含めて)を含むことを明記する。
    – これらのセール・アンド・リースバック取引において生じるリース負債の事後測定の要求事項を追加する。
    – 本修正を、IFRS第16号の適用開始日より後に締結されたセール・アンド・リースバック取引に対して遡及的に適用することを売手である借手に要求する。
  •  修正案の発効日は公表後に決定される予定である。早期適用は認められることが提案されている。
  •  本提案に対するコメントは、2021年3月29日まで募集している。

 

IFRSセンター・オブ・エクセレンス日本は、このニュースレターの日本語訳を公表した。
 

『IFRS in Focus-IASBが、セール・アンド・リースバックにおけるリース負債の測定を明確化するためのIFRS第16号「リース」の修正を提案』

 

英語版 (IAS Plus)
 ********************************************************

 

IFRSサイト トップページはこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

(897KB,PDF)
お役に立ちましたか?