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IASBが、「共通支配下の企業結合」に関するディスカッション・ペーパーを公表
IFRS in Focus 2020.12.01
2020年11月にIASBによって公表されたディスカッション・ペーパーDP/2020/2「共通支配下の企業結合」(以下、DPという。)について説明するものである。
本IFRS in Focusは、2020年11月にIASBによって公表されたディスカッション・ペーパーDP/2020/2「共通支配下の企業結合」(以下、DPという。)について説明するものである。
- IASBは、共通支配下の企業結合の会計は、(i)当該結合が移転先企業の非支配株主に影響を及ぼすかどうか、および(ii)移転先企業の株式が公開市場で取引されているかどうかによることを提案する。
- 移転先企業に非支配株主がない場合は、簿価法が適用される。
- 移転先企業が公開企業であり、非支配株主を有する場合は、取得法が適用される。
- 移転先企業が非公開企業であり、非支配株主を有する場合、以下の通りとなる。
-すべての非支配株主に対し、簿価法を使用することの提案が通知され、反対されない場合、簿価法を使用することが認められる。
-すべての非支配株主がIAS第24号で定義されている関連当事者である場合、簿価法の使用が要求される。
- DPのコメント期間は、2021年9月1日に終了する。
IFRSセンター・オブ・エクセレンス日本は、このニュースレターの日本語訳を公表した。
『IFRS in Focus-IASBが、「共通支配下の企業結合」に関するディスカッション・ペーパーを公表』
≫英語版 (IAS Plus)
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