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IFRS導入インパクトのクイックレビュー

IFRS導入検討の入口段階において、IFRS導入により会計処理の変更が要求される取引・状況を網羅的に把握します。

効率的なIFRS導入プロジェクトの第一段階として

IFRS導入プロジェクトの初期段階においては、IFRS導入により会計処理の変更が要求される取引および状況が、自社にどのくらい存在するかを把握することが入口となり、その後のフェーズにおいては、入口段階で把握された要検討項目についての調査・分析・検討作業が行われることになります。

したがって、IFRSプロジェクトを効率的に進めるためには、自社に存在する取引および状況について、IFRSと日本基準との間の差異項目に該当するものの有無について、入口段階でできる限り網羅的に把握し、それぞれの差異項目が及ぼす影響度の概要を確認しておくことにより、その後のフェーズでの手戻りを防止することが肝要になります。

IFRSクイックレビューでは、一般的な製造・販売業を行う中小規模の企業において該当する可能性のあるIFRSと日本基準との間の差異項目をほぼ網羅できるように設計された約300項目にわたるチェックリストを使用することにより、導入プロジェクトの入口段階において、その後のフェーズで検討すべき項目をほぼ網羅的に把握し、効率的なIFRS導入プロジェクトの基礎を構築することが可能となっています。

IFRS導入が経営に及ぼすインパクトの分析を提供

IFRSの導入により、既存の取引・状況について従来までとは異なった会計処理が要求される結果、企業には様々な影響が生じます。
一つは、財務諸表を作成するためのプロセスに対する影響であり、IFRSで要求される会計処理を行うために必要な情報を収集するため、業務プロセス、ITシステムおよび内部統制の変更・新設が必要となります(「作る側」への影響)。             

もう一つは、異なった会計処理が要求されることから、財務諸表上の数値が従来とは異なったものとなることの影響です。財務諸表は、企業外部者による意思決定(投資、融資や取引上の判断等)に使用されるのみならず、企業内部者による意思決定(業績評価等)にも使用されるため、IFRS導入により財務数値にどのような影響が生じるかを把握しておくことも重要となります(「使う側」への影響)。
トーマツグループのIFRSクイックレビューでは、チェックリストにより把握された差異項目について、「作る側」および「使う側」の両方の視点からインパクトを分析し、IFRS導入準備段階において行わなければならない意思決定に有用な情報を、企業マネジメント層に対して、理解しやすい報告書により説明します。

チェックリスト記入作業における柔軟性

IFRSクイックレビューの作業の中心となるのは、IFRSと日本基準との間の差異項目のそれぞれについて、企業に該当する取引・状況が存在するかを記入する作業になります。
IFRSクイックレビューでは、チェックリストの各差異項目ごとに、差異の内容および当該差異が及ぼす影響についての記入ガイダンスを準備しています。

このため、チェックリストの記入作業については、柔軟な作業形態を選択することができます。

1.デロイト トーマツ グループが企業の担当者(経理部門を想定)に対し、各差異項目に関するインタビューを行い、チェックリストを記入する

2.企業担当者(経理部門を想定)がいったんチェックリストを記入し、デロイト トーマツ グループでレビューを行い、理解が正しいかを確認する

3.項目により、上記1と2を組み合わせる( 例:比較的単純な項目については2により、専門的な知識が必要な項目については1によりチェックリストを記入)

教育研修への活用

IFRS導入に際しては、企業の人材、特に経理部門の各担当者がIFRSに関する知識を習得することが不可欠です。
IFRSクイックレビューで使用するチェックリストは、各差異項目についてデロイト トーマツ グループが開催しているIFRSベーシック講座で使用している資料とリンクしています。例えば、社内勉強会と組合わせた作業にも対応していて、教育研修と併せた実施も可能です。

・デロイト トーマツ グループの講師により、社内勉強会を実施する(勉強会マテリアルは、IFRSベーシック講座・IFRS初級講座のものを利用)

・その後、企業における該当状況等についてディスカッションを行い、その結果に基づいてチェックリストを記入する