サービス

共同センターへのIFRS対応支援サービス

計画に基づく段階的な導入により、共同行全体のメリットを図ります。

共同センターへのIFRS対応

現在では、多くの銀行で共同センター化が進められ、システム投資の効率化が図られています。しかし、各行の目的は必ずしも同一ではないため、それぞれ取組み姿勢や、予算等には差異があります。また、各行個別のハードウェアの更改時期も異なると考えられます。このような状況ではIFRS対応の一斉導入は難しく、また必ずしもその必要もありません。すなわち、各行の規模・特性・リスクプロファイル等の状況を勘案し、共同行の全体最適になるように、段階的に導入することが現実的となります。
共同行のうち、商品特性やシステム構成等、状況が類似の銀行毎のグループに分類し、順次対応することが有効です。また、全ての加盟行で、IFRS対応に積極的であるとも限りません。この時、IFRS対応の目的意識が高く、専任担当者を配置できる銀行が中心となって、検討をリードして進めることになります。 

少数行による先行導入

共同センターにおいて、全加盟行の意思決定を待つには、多くの時間を要する可能性があり、十分な議論を待っていると時期を逸する可能性もあります。場合によっては、加盟行の中からIFRS対応への意識の高い少数行で、パイロット的に先行検討することは、共同行全体にとってもメリットが期待できます。
すなわち、少数行で先行することにより、迅速な意思決定ができ、当該共同行全体における課題が早期に浮き彫りにされ、対応に着手できます。また、結果的に導入時期が段階的になることから、共同センターや開発ベンダーの作業負荷も期間的に分散されることになります。
一方で、後続行が必ずしも同意する保証はできないため、継続的に情報共有し、同意を得ておくことが重要です。後続行では、必ずしも専任担当者を置かずにIFRS対応が進められることが多いため有効です。必要に応じて、後続行からの意見も収集することで、一体感を醸成し、共同行全体としての取組みとして定着するようにします。
また、少数行での検討は母数が少なくなることから、共通化される領域が広めになる可能性があります。共通領域は広い方が、共同化のメリットがより多く享受できるため、多少広めにしておき利用を促すことも有効となります。また他共同行グループに先行することで、独立系の銀行に当該グループへの加盟を促すことにも資するものとなります。

共同システムとの適合性検討 ─ FIT&GAP

共同システムとして提供される機能と、自行で必要な機能とをマッピングし、個別機能と共同システムとして提供される機能を特定します。個別機能は、共同システムの導入とは別に開発する必要があります。また、既存のシステムインフラ上で稼動できるシステムアーキテクチャの検討や他のシステムとの連携も検討します。 

テストシナリオ作成支援 ─ UAT

開発したシステムは、現場部門のUAT(User Acceptance Test:受け入れテスト)により最終的に業務要件を満たすか否かの検証をして、はじめて完成となります。UATでは、実際の業務に基づいたテストシナリオによって、システムの操作性や処理の正確性、パフォーマンス等、実際の運用に耐えるか否かを検証します。デロイト トーマツ グループでは、典型的なケースからイレギュラーケースまで、UATとして確認しておくべきテストシナリオの作成を支援します。

プロジェクト推進 ─ PMO

プロジェクト全体の進捗をコントロールする役割としてのPMO(Project Management Office)の設置を検討することが必要です。相応の人数のメンバーが集結し、それぞれチームで検討していると、情報の連携が滞ったり、検討レベルや定義ルールがばらばらになってしまう恐れがあります。
また、システム開発時には、複数のITベンダーにより複数のシステム開発プロジェクトが並行して進行することも多いので、プロジェクトの全体PMOの配下に、システム開発案件の調整・整合性の確保のために、システムPMOを設置することが必要です。
トーマツグループでは、会計領域と業務・システム領域とを繋ぐコミュニケーターとして、またプロジェクトの内外を調整・整理・推進するPMOとして支援します。