サービス

法的整理サポート

民事再生法や会社更生法といった再建型法的整理を単なる「倒産手続」としてではなく「企業再生」の有力な手法として活用するため、多様かつ実践的な支援サービスを提供します。

法的整理を活用した企業再生に向けて

過剰債務を抱え窮境状態に陥った企業の再生を促す我が国の制度的枠組みは、2000年4月の民事再生法施行や2001年9月の私的整理ガイドラインの公表を皮切りに、この10数年間で徐々に整備されてきました。特に、厳格な手続きで知られていた会社更生法については、2008年から裁判所による運用の柔軟化が進められ、主要債権者の同意が得られる等の一定の条件を満たせば申立時の経営陣が続投することも可能な、いわゆる「DIP型会社更生手続」も認められるようになりました。事業再生ADR等をはじめとする新しい裁判外再生手続(私的再生手続)とともに、法的再生の手法も時代の求める柔軟な進化を遂げつつあるといえます。

デロイト トーマツ グループは、経験豊富な弁護士の方々との協働により、民事再生法や会社更生法といった再建型法的整理を単なる「倒産手続」としてではなく「企業再生」の有力な手法として活用するため、多様かつ実践的な支援サービスを提供します。

サービスの活用場面

法的整理サポートサービスは、法的整理に直面した、例えば以下のような状況下での活用が有効です。

(1) 法的整理に直面した当事者として

  • 法的整理申立の可能性も排除せず、最適な再建オプションについて早急かつ客観的に検討したい。
  • 急速に資金繰りが悪化しているが、メインバンク不在のため支えてくれる金融機関がいなくて困っている。
  • 法的整理申立の方針は固めたが、人員面や経営情報の整備状況等からして申立準備に不安がある。
  • 弁護士(申立代理人弁護士や法律家管財人)の指導は受けているが、説明力のある将来数値計画の立て方について自信がない。
  • スポンサー招聘で信用補完を図って法的整理を成立させたいが、再生(更生)計画の策定だけでなく公正なスポンサー選定も一貫して手伝ってもらえるファイナンシャルアドバイザーがほしい。
     

(2) 法的整理に直面した企業への関与者として

  • 法的整理を申し立てた取引先から再建支援を要請されたが、進め方を含め色々と助言してほしい。
  • 法律家管財人を受任することになったが、補助者として財務面の検証をサポートしてほしい。
     

再建計画合意に向け多くの関係者の利害調整を支援

サービスの概要

再建型法的整理においては、対外的信用の失墜(事業価値の毀損)による影響を最小限にとどめながら、債務者企業を取り巻く数多くのステークホルダー、とりわけ、債権者(仕入先、外注先等の一般商事債権者、金融債権者等)の納得感を形成することが不可欠です。デロイト トーマツ グループでは、上記の視点を持ちながら再建型法的整理を成功に導くべくさまざまなサポートメニューを提供しています。その概要は以下のとおりです。

1.法的整理申立準備支援

  • デロイト トーマツ グループでは、公認会計士や不動産鑑定士、金融機関出身の再生案件経験者等、多様なプロフェッショナルを数多く擁しています。申立代理人弁護士等の法務専門家との協働にて、法的整理申立にあたって必要となる初期的なデューデリジェンス(債務者企業の事業、財務・資金等の概況を調査)を迅速に、かつその後の手続や展開を十分に意識した形で適切に実施します。
  • かかるデューデリジェンス結果に基づいて再建型法的整理を採用した場合の課題・論点を整理し再建ストーリーを構築したり、全体スケジュールを立案・管理するといったファイナンシャルアドバイザリーの領域のほか、資金繰り見通しをはじめとする各種申立資料の作成支援においても、デロイト トーマツの豊かな経験を活用いただくことが可能です。
     

2.計画策定等支援

  • 法的整理申立後、会社更生手続や民事再生手続の開始決定が裁判所より発令されると、債務者企業に帰属する資産・負債の存否や評価額、分類等を査定する手続を経て、再生(更生)計画の策定に着手します。裁判所により指定された期日までに、裁判所等とも適宜コミュニケーションを図りながら着実かつスムーズに進めていくことが求められます。
  • デロイト トーマツ グループ(税務やコンサルティング等)のさまざまな知見も活かしつつ、また申立代理人弁護士や管財人弁護士の方とも連携を図りながら、再生(更生)手続を熟知したメンバーが中心になって各種査定手続(債権調査や財産評定)における補助業務や、事業、資金、債務弁済等の将来数値計画の策定支援、再生(再編)ストラクチャーの検討支援、大口債権者との利害調整交渉支援等、フルラインナップの支援サービスを提供します。
     

3.スポンサー型法的整理支援

  • 有望な事業や技術を持ちながらも、対外的信用の失墜が大きく単独での再建可能性が難しいと判断されるようなケースにおいて、デロイト トーマツではデロイトのグローバルリーチを活かした国内外のスポンサー候補へのアクセスや、公正なスポンサー選定のための入札手続きの取り仕切り、債権者の納得感醸成や経済合理性判定に資することを念頭に置いたスポンサー条件交渉の支援等、スポンサー招聘にかかる総合的なサポートを一貫して提供します。
  • また、反対に、法的整理を申し立てた企業への再建支援を検討されるスポンサーに対するファイナンシャルアドバイザリー業務も提供しております。デロイト トーマツ グループは、実質的な売主が債権者である再生M&A案件固有の事情や視点を熟知し、要点を踏まえたサポートが可能です。

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