サービス

ITデューデリジェンス

現状および買収後のリスク抽出、財務影響分析、契約書類への反映事項の抽出、Pre PMI/PMIに向けた対応内容の整理などを行い、IT側面からの意思決定を支援します。

>>担当コンサルタントによる動画解説<<

ITデューデリジェンスについて、上記の動画にて詳しく解説しております。
デロイトトーマツアカデミーにご登録いただき、是非ご視聴ください。

M&Aライフサイクルのデューデリジェンスフェーズにおいて、M&AとITに精通した専門家により、取引実行後における対象会社のITリスクを調査し、M&Aの意思決定を支援するサービスです。期間と情報の制約がある中、ITシステムを幅広く調査し、業務で利用するITシステムやITインフラストラクチャー、IT組織体制、ITセキュリティなどの対象会社のITに係る現状分析の結果や、カーブアウトなどの案件の特性などを踏まえたリスク抽出、財務影響分析、契約書類への反映が必要と想定される事項の抽出、Pre PMI/PMIに向けた対応事項の整理などを実施し、IT側面からの意思決定を支援します。

現状および買収後のリスク抽出

買収後に対象会社の事業継続に必要なシステムにおいて、バージョンが古い老朽化したシステムで運用している、過去に個人情報の漏洩などのセキュリティ事故が発生したことがあるなど、システム関連のリスクが内在している場合があります。また、カーブアウト案件においては、事業継続に必要なシステムが譲渡されず、バイサイドで新規にシステムを構築する必要があるなど、システム関連のリスクに留まらず、事業継続に関わるリスクが内在している場合があります。このような現状すでに顕在化しているリスクや買収後に顕在化するリスクをIT観点での調査結果に基づいて特定することを支援します。

財務内容への影響分析

対象会社の企業規模(売上高/従業員数など)と比べると、現状のシステム関連投資額(ワンタイムコスト)やシステム関連経費(ランニングコスト)が過剰または過少となっており、買収後のワンタイムコストやランニングコストの見立てを修正しなければならない場合があります。また、カーブアウト案件においては、事業継続に必要なシステムの新規構築など、事業計画には含まれていない追加対応/費用が必要となる場合があります。このような事業計画上のワンタイムコストやランニングコストに影響を与える要因および影響額をIT観点での調査結果に基づいて特定することを支援します。

契約書類への反映事項の抽出

調査を通じて判明したシステムに関する是正事項に対してクロージングまでにセルサイドにて対応する事項や、開示制限により必要な調査が十分行えないなどの場合にconfirmatory DDで追加調査を行うことなどを契約書上で求める場合があります。また、カーブアウト案件においては、事業継続に必要なシステムの新規構築などの必要な対応を行う間、セルサイドとの移行期間中のサービス契約(TSA)のもと、対象会社は一定期間ITに係るサービス提供を受ける場合があります。このような契約書に反映する必要がある事項をIT観点での調査結果に基づいて特定することを支援します。

Pre PMI/PMIに向けた対応内容の整理

最終契約締結後は早期にクロージングまでのPre PMI対応、クロージング後のPMI対応を推進していく必要があります。ITベンダーとの契約の見直しやライセンスの購入、システム管理体制の構築など、IT関連で実施する必要のある事項は多岐にわたるケースが多く、IT観点での調査結果に基づいて、Pre PMI/PMIに向けた対応内容の整理を支援します。