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2015年の出版物リスト

2015年に海外のデロイトで発行された出版物です。

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「銀行業界における法執行措置-傾向と教訓」

原題:Enforcement actions in the banking industry - Trends and lessons learned(2015年12月発行)

米国連邦銀行規制当局は、毎年数百件ものさまざまな種類の法執行措置を発出しますが、法執行措置を細かく分析する調査は、ほとんどされていませんでした。

デロイト金融サービスセンターでは、2000年1月1日から2015年8月27日までに米国で発出された法執行措置の調査を実施しました。その調査内容と、調査結果をもとに銀行業界の法執行措置に関する先行きと、銀行が将来の法執行措置に関する予測、対応を改善し、そして場合によっては回避できる方法について考察を加えた結論を、ご報告します。

本レポートでは、銀行が過去から学び、将来のトレンドについてより優れた予測ができるようお手伝いすることを目指します。

詳細については、添付資料をご覧ください。
英語原文(PDF) 

(PDF、28ページ、1,275KB)

「ソブリン債務監査-将来のソブリン債務危機を軽減する方法」

原題:Sovereign debt audit - A way to mitigate future sovereign debt crises (2015年12月発行)

将来のソブリン債務危機を軽減するためにこれ以上何かできることがあるのでしょうか?ソブリン債務における厳格な基準や透明性に関する実務を確保するにあたり、より大きな責任を負うのは借り手でしょうか、それとも貸し手でしょうか?あるいは、貸し手、借り手双方が責任を平等に負うべきなのでしょうか?

過去10年間のソブリン債務による経済危機では、債権者、債務者双方に過失があったことが明らかになっていることを踏まえると、こうした疑問に対する答えは重要性を増しています。文書化された、一般に認められる融資の原則がないことが、こうした過失が起こる可能性を高めたと言うこともできます。また、こうした透明性の欠如によって予防的な措置、つまり、債務ポートフォリオに対する厳格な監査のプロセスが妨げられたとも言えます。このプロセスが行われていれば、経済的、社会的、政治的に悲惨な影響をもたらした債務繰延(リスケジューリング)や債務再編(リストラクチャリング)を防止できたかもしれないのです。

本冊子では、ノルウェーのソブリン債務監査でのデロイトの経験を実例としてご紹介します。

詳細については、添付資料をご覧ください。
英語原文(PDF)

(PDF、12ページ、2,481KB)

「2016年のトップ10項目-金融市場の規制に関するデロイトの見通し」

原題:Top 10 for 2016 - Our outlook for financial markets regulation (2015年12月発行)

昨年私たちは、2015年に金融機関が目の当たりにする当局の姿勢は、これまでの新たなルールの提案から、成長の促進と既に合意されたルールの導入を重視する立場へと変化するのではないかと問いかけました。2015年の終わりには、特に欧州連合(EU)にそうした変化の兆候が見られます。しかしながら、全般的には、金融機関(特に銀行)のビジネスモデルと戦略に影響を及ぼす多くの規制に関係した厄介な導入上の課題、特に銀行資本に関連する重要な未完了事項、そして集中的な監督と執行のアジェンダにより、危機後の「旧態依然」とした状態となっています。

これらのテーマは2016年も続くと見られ、同年に関するデロイトの予測の背景をなしています。

英国およびEUのその他諸国で新規の規制上の取組みが減少する傾向は2016年も続くと予想されます。EUでは「未完了の事項」が完了に向けて重々しく進行し、政策立案者は導入の延期または迅速化のいずれかの選択を迫られるでしょう。

デロイトが2016年について予想する規制上の問題のトップ10を取り上げ、併せて、それぞれの問題がバンキング、資本市場、保険および投資運用の各セクターに与える影響に関するデロイトの見解を示します。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、32ページ、1,363KB)

「グローバル銀行のブッキングモデル-構造改革を成功させるために」

原題:Global bank booking models - Making a success of structural reform (2015年10月発行)

本稿は、大規模にトレーディング業務を展開するグローバル銀行グループの取締役会や経営陣、特に最高財務責任者(CFO)や最高リスク管理責任者(CRO)にふさわしい内容となっています。本稿では、当該グローバル銀行グループが取引のブッキング(ポジションの計上)のために採用するモデル(「ブッキングモデル」)および監督規制動向がブッキングモデルにどのような影響を及ぼすのかということをテーマとしています。破綻処理計画などの一部の監督規制動向はすべての銀行グループに共通なものですが、ブッキングモデルにも間接的な影響を与えるでしょう。その一方で、監督当局によるバックツーバック取引やリモートブッキングの監視強化などの監督規制動向は、より直接的な影響を及ぼすでしょう。

グローバル銀行グループの戦略やビジネスモデルの分析にあたっては、特定の事業活動の経済的側面や当該グローバル銀行グループのコスト基盤に対する影響を踏まえたうえで、ブッキングモデルに対する規制の複合的な影響を考慮することが重要です。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、19ページ、2,943KB)

「公正価値価格設定調査第13版-次を見据えたバリュエーションリスク管理」

原題:Fair Valuation Pricing Survey, Thirteenth edition - Managing valuation risk for what is around the corner (2015年9月発行)

第13回公正価値価格設定調査(以下「FV調査」)に、103のミューチュアルファンド・グループにご参加いただき、ここに結果概要をお届けする運びとなりました。

FV調査への参加機関が100を超え、デロイトのFV調査への参加機関数が最高に達したことを踏まえると、バリュエーションプロセスへの関心およびバリュエーションプロセスを向上させたいという願いは、これまでにないほど高まっています。
調査からはやはり今回も、業界参加者が、不可欠な要素としてリスク管理、厳格な統制、能動的なガバナンス、および市場データの使用が交わる点に焦点を当て、受益者への正確な純資産価格の提示、および事業ブランドの保護に努めていることが浮き彫りになりました。

取締役会によるガバナンス、方針および手続、プライシングソース、特定の種類の投資に係る公正価値検討事項等に関する注目すべき調査結果についての詳細は、添付資料をご覧ください。
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(PDF、16ページ、1,773KB)

「規制改革-アジア太平洋地域の現状」

原題:Regulatory reform - The Asia Pacific state of play (2015年9月発行)

先般の金融危機の表面化から7年の間に、金融サービス会社の戦略において規制が重要な検討事項となりました。規制改革のアジェンダが進むとともに、銀行サービス、店頭(OTC)デリバティブなどの市場を構成するパラメータが根本的に再構築され、規制の及ぶ範囲が信用格付けや金利指標といった領域にまで広がりました。

すでに完了した改革は多いものの、現在の規制アジェンダ、特に現行基準が改定されたり、注目を集める新しいトピックが生じたりしていることを考慮すると、向こう数年も多数の規制改革が進むとみられます。

本稿では、現行のグローバルな改革アジェンダの主要要素を概略するとともに、金融安定理事会(FSB)の主要業務の流れに合わせてアジア太平洋地域における各要素の適用状況に焦点を当てます。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、16ページ、2,482KB)

「変化する銀行規制に応じた新たな戦略-新たなスタート」

原題:New strategies in a changing world of bank regulation - Making a fresh start (2015年8月発行)

世界金融危機を契機に、規制や監督が銀行の戦略および事業モデルにこれまでにない形で影響を及ぼすようになっており、一部の銀行においては、以前までは想像もできなかったような影響を受けています。

銀行の取締役会、そして最終的には株主に突き付けられている課題は、自らの関心と監督当局の関心がどの時点で分岐する可能性が高いかを認知することです。つまり、監督当局の目線で自らの戦略および事業モデルを分析したうえで措置を講じる準備をし、監督当局の立場から見て持続可能な戦略および事業モデルを構築する必要があります。それとも、銀行はその上を行くことができるでしょうか?監督当局の目線で見ることは、新たな強みの源泉になり得るでしょうか?

規制・監督当局による要求を利用してコスト削減を促す機会や、新しい事業モデルの導入を加速させる機会があるかもしれません。また、多くの銀行が余儀なくされているITインフラやデータ管理、分析能力への多額の投資は単なる「死荷重的な」規制コストなのかについても、問うべきポイントとして重要性が高まっています。
本稿では、こうした疑問を掘り下げていきます。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、16ページ、863KB)

「離陸許可-金融サービスを変える5つのメガトレンド」

原題:Cleared for takeoff - Five megatrends that will change financial services (2015年8月発行)

最近、デロイトコンサルティングLLP(デロイト)は世界経済フォーラムと共同して金融サービスの未来について大規模な調査を実施しました。我々の目的は、破壊的なイノベーションがどのように現在の金融サービスビジネスを一変させているかを理解することでした。

調査の結果、イノベーションがクラスター(いくつもの群れ)を成して出現していることが分かりました。これらのクラスターは最初かなり孤立しているように見えましたが、その後、共通する特徴がいくつかあるのに気付きました。まず1例を挙げると、最も目立つイノベーションは、プラットフォームを基盤とし、データ集約型かつ小資本型のものであるということです。また、競争の境界線を超えています。

これらのイノベーションのクラスターはいずれも既存の金融機関やその顧客に対してだけではなく、金融サービスエコシステム全体に対しても大きな影響を与えます。

本稿では、イノベーションのクラスターが主要口座、ペイメント(決済)、資本市場、資産運用、保険の各分野のビジネスにどのような影響を与えているのかについて考察します。その次に、現在の知見に基づき、一定の条件を仮定して、これらのイノベーションが展開する可能性がある様々な形態を検証します。

イノベーションは意図的で予測可能なものです。したがって、破壊的なイノベーションを以下のように理解すれば―つまり、はじめは完全に異なる現象の集まりにみえるが、そのうち合体し、それが起こる前と起った後では環境を変えてしまうものとしてみれば―、多くの選択的未来に対する見識が開けてきます。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、16ページ、1,327KB)

「統合的リスク管理」

原題:Enterprise Risk Management - A ‘risk-intelligent’ approach (2015年8月発行)

効果的なガバナンスは企業の成功に不可欠です。それは、経営層が戦略を達成し、コストを管理し、投資を引き付け、より良い決定を下し、リスクに対応することを支えます。組織がリスクを識別し管理する方法に対して、かつてないほど精力的に取り組まれています。規制当局から投資家向けに、企業の事業に対する主要リスクを識別する方法、および、リスクアペタイトの限度内で識別したリスクの管理方法を上級経営幹部が明確に説明できることが求められています。

詳細については、添付資料をご覧ください。

英語原文(PDF)

(PDF、8ページ、1,156KB)

「Insurance disrupted - General insurance in a connected world」

原題:Insurance disrupted - General insurance in a connected world (2015年7月発行)

損害保険業界の多くの人々は、デジタル技術が損害保険会社の脅威であるという見解に同意しています。しかしながら、デジタル技術は、既存の保険会社にとって、脅威となるだけではなく大きな機会をもたらします。

今後10年間で、損害保険に破壊的な影響をもたらす可能性が最も高いデジタル技術はどのようなものでしょうか。そして、既存の保険会社にとって、デジタル技術はどれほどの脅威となっているのでしょうか。これらの問いに対する答えを見出すため、デロイトは、損害保険の分野で具体的に応用されているデジタル技術について調査しました。

この調査では、今後10年間に損害保険業界において、デジタルによる破壊的変化をもたらす可能性が最も高いデジタル技術の応用(損害保険分野のキラーアプリケーション)を9つ抽出しました。本資料では、9つのキラーアプリケーションが損害保険分野に破壊的変化をもたらす可能性が高い理由と、それらが保険会社にもたらす機会や脅威を検討し、そして最後に、保険会社が考慮すべき9つのキラーアプリケーションへの対応を示します。

詳細については、添付資料をご覧ください。
英語原文(PDF)

(PDF、20ページ、2,874KB)

「2015/16年度の監査サイクル」

原題:2015/2016 Audit Cycles - For internal audit in financial services (2015年7月発行)

金融サービスセクターの内部監査部門は、規制当局の監視の強化、新たなベストプラクティスの出現、ステークホルダー(利害関係者)の期待の高まりなどを背景にしながら、引き続き監査活動を行っています。私達は、こうした厳しい状況が2015/16年度においても緩和することはないと予想しています。

内部監査部門が次年度の計画を策定するに当たって、多くの優先領域はお馴染みのものになるでしょう。しかし、これらの優先領域の下には新たな重点領域が複数あります。経済的信頼の高まりや、規制当局の優先順位の変化に加えて、監査部門がガバナンス、企業文化などのテーマへのこれまでのアプローチを基盤にする必要性が生まれたことなどを踏まえて、新たな戦略やビジネスモデルが策定されており、これらがこうした新たな重点領域の多くを生じさせた要因となっています。

本稿で考察する主要な領域
・ビジネスリーダーシップ
・リスクマネジメント
・規制関連事項
・自己資本と流動性
・トレーディング
・IT
・会計と税務

詳細については、添付資料をご覧ください。
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PDF、16ページ、1,346KB))

「コンダクトリスクに関する経営情報-より良い意思決定ができる基盤の構築」

原題:Management Information for Conduct Risk - Underpinning better decision-making (2015年6月発行)

ここ数年、「コンダクトリスク」という概念が企業や規制当局の最重要課題として位置付けられています。英国の金融行為監督機構(FCA)は、コンダクトリスク管理が企業のリスクマネジメントフレームワークの一部として組み込まれ、適切な経営情報(MI)で下支えされることを期待しています。

現在の規制上および監督上の期待や、何が企業内で実際に効果があるかという点での当社の経験を踏まえて、強力なコンダクトリスク経営情報に関する10原則を特定しました。この10原則はすべての金融サービス会社にとってコンダクトリスク経営情報の構築に当たっての確固たる基盤になると確信しています。

<強力なコンダクトリスク経営情報に関する10原則>
1.戦略、文化、リスクマネジメントフレームワークと関連性がとれている
2.成果重視
3.総合的なものであり、トレンド分析の支援に活用されている
4.将来を見通したものである
5.効率的でバランスが取れている
6.正確かつタイムリー
7.適切な頻度で測定され、報告されている
8.分かりやすく、追跡可能である
9.率直なコミュニケーションや正当性の説明を求めることを支援している
10.適切に対処され、記録されている

詳細については、添付資料をご覧ください。
英語原文(PDF)

(PDF、20ページ、1,568KB)

「グローバルリスクマネジメントサーベイ第9版-ニューノーマルの中での事業経営:増大する規制と高まる期待」

原題:Global risk management survey, ninth edition - Operating in the new normal: Increased regulation and heightened expectations (2015年5月発行)

グローバル金融サービス業界におけるリスクマネジメントの状況に関するデロイトの継続的な評価レポートの最新版となるグローバルリスクマネジメントサーベイ第9版をここにお届けします。調査結果はさまざまなセクターにわたる世界各国の金融機関71社からの回答に基づいており、その総資産の合計金額は18兆米ドルを超えます。世界各地の金融機関におけるリスクマネジメントに関するこの包括的なサーベイが、今日の課題について有益な知見を提供し、貴社のリスクマネジメントをさらに強化する方法について考える材料となれば幸いです。

調査結果については、添付資料をご覧ください。
英語原文(PDF)

(PDF、76ページ、1,548KB)

「2015年米国ストレステストの結果-私たちの解釈」

原題:CCAR and DFAST 2015 Results – Our take (2015年4月発行)

米連邦準備理事会(以下、「FRB」といいます)は3月11日、2015年包括的資本分析およびレビュー(CCAR:Comprehensive Capital Analysis and Review)の結果を公表しました。以下、いくつか要点をまとめます:

・FRBは、分析対象31行のうち2行の資本計画に対して反対を表明したほか、最大規模の銀行1行に対しては再提出を要求しました。
・そうした反対および再提出の要求はすべて、定性面の不備が大きな要因でした。
・ストレス後の自己資本比率が最低所要水準を下回った銀行はありませんでしたが、同基準をクリアするためにいわゆる「mulligan(訳注:ゴルフなどでの打ち直しの意)」をし、資本配分計画を修正した銀行が3行ありました。

その前の週に公表されたドッド・フランク法ストレステスト(DFAST:Dodd-Frank Act Stress Test)からは、FRBが実施したストレステストのより詳細な結果が分かります。ただCCARと比較すると、DFASTの結果には自社株買いや株式発行が反映されておらず、普通配当も過去の水準に据え置かれると想定されています。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、12ページ、900KB)

「外国銀行の健全性強化基準-1年たったが、まだ道のりは長い」

原題:Enhanced Prudential Standards for Foreign Banks - One year in, and miles to go (2015年3月発行)

米国の連邦準備制度理事会(FRB)が大規模な外国銀行(FBO)に対する健全性強化基準(EPS)の最終規則を発表してから2015年2月で1年が経過します。ではなぜこれが古いニュースだと感じないのでしょうか?

EPS実施計画の提出は2015年1月1日に完了していますが、EPSの実施は実際のところ、まだ始まったばかりです。一部の銀行のリーダーらは、特に2016年7月1日の期限が近づくにつれて、必要な転換の規模、しなければならない意思決定の範囲、そしてEPS遵守のための体制整備に要する時間などを過小評価していたことに気付きつつあるのかもしれません。

過去12ヵ月間にFBOの間でEPS遵守に向けての進展度合いにばらつきが出ています。FRB当局者が複数のフォーラムや講演を通じて指針を与えており、またFRBのオンサイトチームが担当の銀行のフォローを続けています。重要なことは、FBOがEPS遵守の取り組みを通じてこれまでに直接的に膨大な知識を得ていることです。しかし、米国の組織全体や、各親銀行、米国以外の事業での大幅な転換に伴い、これからさらに徹底的な取り組みが必要となります。今後、大規模なFBOはEPS遵守に向けた取り組みを大幅に強化する必要、あるいは、必要に応じて、EPSの発効日に間に合わせるための取り組みを加速する必要があるでしょう。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、8ページ、843KB)

「SSMに伴う難題への対応-新制度に備えて銀行がすべきこと」

原題:Meeting the challenge of the SSM - How banks should get ready for the new regime(2015年3月発行)

【欧州等規制戦略センター発行のSSM(単一監督メカニズム)シリーズ5回目】
11月4日、単一監督メカニズム(SSM)の運用が正式に始まりました。しかしながら11月4日という節目は、全関係者(重要性がある銀行及び重要性が低い銀行、ECB、各国の監督当局(NCA))にとっては、長く、そしておそらく困難な道のりの始まりに過ぎません。

本稿では、以下2つの章に分け、SSMの対象である銀行の実務につき考察します。
•監督手法:ECBによってまだ明らかにされてない部分があることを認めつつ、SSMのもと監督が実際にどのような監督手法をとると考えられるかについて印象を示します。SSMにおける監督原則に基づき、銀行に重大な影響を与えると私たちが考える新制度の特徴、すなわち「一貫性があり、リスクに応じた、将来を見据えた監督を実行するという高い目標」「SSMが、少なくとも当初は、定量的技法に大きく依存するだろうという見通し」「類似企業(ピア・グループ)に対する分析重視の姿勢」を説明します。
•組織内でのSSMへの対応:新しい監督制度の導入に伴い実務において「実感する」と考えられる変化を説明したうえで、銀行が新しい監督の枠組みのもとどのように効果的な運営を達成できるかについて、私たちの見方を紹介します。具体的には、「新しい監督者の特徴と、その要求に応えるための最善策」「監督の変化に必然的に伴う不確実性への対応方法」「SSMが帯びるであろう戦略上の意味合い」について考察を加えます。

*SSMの目的及び仕組みの概要については、過去に公表したレポートをご覧ください。

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(PDF、20ページ、1,766KB)

「金融機関におけるリスク管理の変革の実務-ガバナンスおよび文化」

原題:Implementing risk transformation in financial institutions - Governance and culture (2015年3月発行)

リスクトランスフォーメーション(リスク管理の変革)によって、金融機関はリスク管理を一部署の持つ機能から組織全体に浸透する企業の義務に高めることができます。それが実現すれば、あらゆるビジネス、部署、および社員が自己の権限内のリスクを認識し、これに対処する実行責任、説明責任および能力を持つことになります。さらに、リスク認識や適切なリスク関連スキルを、すべての階層のすべての社員にとって職責を果たす上で不可欠な要素と位置づけることができるかもしれません。このように、リスク管理の変革によって、リスクに対処し、進化する規制要件を満たすだけでなく、組織の戦略実行能力や目標達成能力を高めることが可能になります。

本書はリスク管理の変革における礎に関する四部作のうちの1つです。
・戦略
・ガバナンスおよび文化
・ビジネスモデルと業務モデル
・データ、分析およびIT(情報技術)

「リスクと株主価値追求の両立:金融機関におけるリスク管理の変革」で説明した通り、これらの礎の枠組みや能力が整備されれば、リスク管理、リスクガバナンス、法規制の遵守をより整合性が取れた形で、また一体的に実施することが可能となります。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、12ページ、2,307KB)

「公正価値の時代における評価-質の高い評価が企業のリスク軽減と株主の利益向上を促進する」

原題:Valuation in the fair value era - Higher quality can help companies reduce risk and enhance shareholder value (2015年2月発行)

近年、多くの監督当局、基準設定団体、会計および評価専門家が共有する、ある懸念が高まっています。すなわち、財務諸表の作成者、その評価のアドバイザー、そして監査人は、はたしてこのような新しい時代に公正価値測定の見積りおよび監査の各種側面に従事するための備えがあり適格であるのかということです。

金融市場の複雑化を踏まえると、こうした疑問に答えることは更に難しくなります。公正価値測定に関係する重要事項について各関係者を教育することの重要性は、ますます高まっています。会社の経営者が、監査人に対して、より質の高い整合性のある公正価値測定を提供できれば、監督当局および投資家が会社の財務報告について現在訴えている不満の原因である諸問題への対処に役立つはずです。

詳細については、添付資料をご覧ください。
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(PDF、8ページ、17KB)

「ローン担保証券-会計、税務、規制」

原題:Collateralized loan obligations – Accounting. Tax. Regulatory. (2015年2月発行)

ローン担保証券(CLO:collateralized loan obligations)は、その市場が創設されて以来、デフォルト率の低い資産を高度に分散しながらプールすることで、債券投資家に魅力的な利回りを提供しています。投資家が直面した数年間の困難な時期の後、CLOの発行高は、年間発行予想と同等またはそれを上回る水準を維持しています。しかもその間、新しく強化が図られた規制環境にも適応してきました。

CLO市場における投資家層は拡大しており、また確立されている業界の中から次々と新しいCLOの資産運用会社が現われていますが、そうしたCLO市場の参加者においては、CLO市場に参加することに伴う様々な影響を把握することが重要になります。

CLOに関する本冊子では、CLO市場、その参加者、および参加者の各役割の概観を示し、CLO市場参加者による投資および役割に影響を及ぼす会計、税務、規制、法律について取り上げています。

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(PDF、39ページ、822KB)

「銀行取締役会のリスクガバナンス – リスク監視の強化を通じて業績向上を図る」

原題:Bank board risk governance - Driving performance through enhanced risk oversight (2015年2月発行)

銀行がリスクマネジメント方針、実務を見直し、再構築を継続するなかで、取締役会レベルのリスクガバナンスが特に重要になるはずです。銀行は、規制要件やリーディングプラクティスに十分留意し地道な取り組みを継続しなければ、気が付いてみるとこれらの高い期待に応える態勢が整っていない状況になっている可能性があります。我々の今回の調査データで示されているように、この点において多くの金融機関の取り組みがまだ十分とはいえません。本レポートは、銀行がこうした状況に対処するために講じる極めて重要な次の一手を検討する上で役立つものと考えます。我々の規準や評価には、ガバナンス体制の段階的な強化のための多くの基本的なステップが示されています。

<目次>
大手銀行の取締役会におけるリスク委員会憲章の概観/なぜリスクガバナンスの強化が重要なのか? - リスクガバナンスと業績との関連性/進化する銀行取締役会におけるリスク委員会 - 傾向と調査結果/取締役会のリスクガバナンス上の課題を克服する/今後に向けて

詳細については、添付資料をご覧ください。
英語原文(PDF)

 

(PDF、32ページ、1,175KB)
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