洋上風力発電の普及に向け、信用リスク管理態勢の高度化を ブックマークが追加されました
ナレッジ
洋上風力発電の普及に向け、信用リスク管理態勢の高度化を
再エネ分野の金融支援には産業分野の知見が不可欠
転載:金融財政事情 2022.02
再生可能エネルギーの普及・拡大が進む今こそ、産業分野の知見を活かした高度な信用リスク管理態勢の構築が望まれます。
日本で普及・拡大が進められる再生可能エネルギーの中でも、洋上風力発電は地域経済への波及効果も高く、金融機関はプロジェクトに対してさまざまなかたちで関与していくことが期待されています。一方、日本では洋上への発電設備の建設実績に乏しく、融資実行の審査やその後の信用リスク管理には高い専門性が求められます。
本稿では、他の再生可能エネルギー(太陽光発電)との比較を行い、洋上風力発電において金融機関が検討すべき新たなリスクの識別と適切な事業性評価について考察します
- 期待高まる洋上風力発電
- 風車の部材製造は地元企業も参入可能
- 事業主体の管理が問われる洋上風力発電
- 信用リスク管理における定量評価
- 定性評価への産業知見の活用
記事の全文は「洋上風力発電の普及に向け、信用リスク管理態勢の高度化を(PDF)」をダウンロードください。
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※ 本稿の意見に関する部分は筆者の私見であり、所属する法人の公式見解ではありません。
プロフェッショナル
鶴見 将史/Masashi Tsurumi
有限責任監査法人トーマツ パートナー
大手行、地方銀行、リース会社等の会計監査に従事するとともに、金融機関のデューデリジェンス、信用リスク管理態勢構築支援、金融機関の海外進出支援など各種アドバイザリー業務を実施。
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