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金融機関向け:次世代オペレーション改革

~Robotic Process AutomationやCognitive等を活用したDigitalizationによる業務効率化~

2017年5月25日に、トーマツ金融セミナー「金融機関向け次世代オペレーション改革」を開催しました。

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【セミナー要旨】

1. 企業を取り巻く環境の変化
  • 昨今、少子高齢化が進行し、労働力減少が見込まれる等の経営環境の変化から、企業は労働力確保の高コスト化や人材不足といった課題を抱えています。
  • 一方で、飛躍的な情報通信技術の発展等を裏付けとした、ロボティック・プロセス・オートメーション活用による労働生産性向上の可能性が注目されています。
2. ロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation :以下、RPA)とは
  • RPAとは、人が行っている定型的業務を、コンピュータが行う自動作業に置き換えたソフトウェアです。
  • RPAの導入により、業務処理を時間の制約なく行うことができ、さらに人の作業による事務ミスの発生を回避することができます。
3. RPAが注目される背景
  • RPAの導入は、昨今の経営環境の変化がもたらした、企業が抱える以下の課題を解決する方策として注目されています。
    ・業務量や業務負荷の拡大
    ・より深刻な人材不足
    ・人件費や採用コストの増加
  • 欧米では既にRPAの導入について関心が高く、日本でも今後RPAの導入が本格化していくことが見込まれます。
4. RPA導入の効果~自社導入事例を踏まえ
  • デロイト トーマツ コンサルティングでは、自社業務の一部について、RPAのパイロット導入を行い、その結果、高い業務削減効果が得られました。
  • RPAの導入とともに業務プロセスの見直し等も行い、さらに業務全体を効率化しています。
5. これからのオペレーティングモデル
  • RPAの導入により、企業のオペレーティングモデルについて“Right-Sourcing”という新しいコンセプトが追加されます。
    ・定型的な業務にはRPAを導入し、人でなければできない業務には人を配置、またはアウトソーシングすることにより、業務全体の付加価値を向上させつつコストを削減
    ・これまでアウトソーシングしていた業務をインハウスの業務とし、業務の実態把握を精緻化
6. RPA導入プロジェクトのアプローチ
  • RPAの導入にあたり、デロイト トーマツ コンサルティングでは、まず実証用Robotの導入を含む、RPAの導入機会の評価を行います。
  • 次いで、対象組織へのRPAの導入・評価を行います。
7. 金融機関におけるRPA導入のポイント
  • RPAの導入により、金融機関の営業拠点、管理部門および事務センターのそれぞれで行われている業務の一部について、簡素化できることが見込まれます。
  • 金融機関におけるRPAの導入にあたっては、金融機関に求められる高水準なITガバナンスや、高い正確性および信頼性の確保をどのように実現するかについて、検討すべき特有のポイントがあります。

本セミナーでは、昨今の経営環境の変化に対応するための、業務効率化の施策の一つとして注目されているRPAの導入について、デモ画面や自社内導入事例を紹介しながら解説を行いました。また、金融機関におけるRPAの導入時の検討ポイントについても言及しました。
金融機関の関係部門の参加者の方々からは、「AIとの違いが明らかになりRPAの概要や効果の理解が深まった」というコメントや、多くのRPA導入に関する具体的なご質問をいただき、活発な質疑応答の時間も含めて大変好評をいただきました。

【セミナー講師】
デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 
パートナー     中村 吉信
シニアマネジャー  戸室 信行


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