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2018 Investment Management Outlook

2018年インベストメントマネジメント展望:成功を促すビジョンとフォーカス

進化する2018年の市場において成功を収めるためには、IMファームはどのようなことをしなければいけないのでしょうか。デロイトUSが、グローバル資産運用業界について、2018年の見通しをまとめました。

低コストのパッシブ商品の拡大が続くなか、M&AやAIの利用拡大によるプロダクトの強化に加え、アウトソーシングによる効率化やデジタル・ソリューションの提供といった構造変化が加速すると見込まれます。インベストメントマネジメント会社は、戦略的な経営判断を迫られます。

国際的な動きも注目です。さる2017年11月に「国際金融都市・東京」構想が策定されましたが、2018年上半期に、アジア地域ファンドパスポートの開始が見込まれています。積立NISAが1月にスタートし、日本の個人投資家にとって、投資運用の選択肢が拡大します。投資家利益を優先する商品選定プロセスとプロダクトガバナンスの強化を期待します。

一方で、世界最大の機関投資家であるGPIFが、グローバル環境株式指数を2017年11月に公募をしており、また東京証券取引所が2018年1月にグリーンボンド・ソーシャルボンドのプラットフォームを開設する予定であり、責任投資の流れも継続しております。

AIによる投資テクノロジーの進化や仮想通貨といった新しいアセットの誕生も受け、低コストプロダクトの普及とマージン低下圧力のなか、日本の資産運用業界もイノベートをする能力が問われます。

原文:2018 Investment Management Outlook SoundBytes - Vision and focus to drive success(PDF)

(日本語訳、PDF、691KB)
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