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Performance magazine issue 22

January, 2017

「パフォーマンス」本号では、業界のサブセクターであるオルタナティブセクターが直面している問題を詳しく検討しています。

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このセクターは近年、運用資産が著しく増大しており、いまやバランスの取れた投資ポートフォリオを構成する重要な要素と認識されています。実のところ、「オルタナティブ(代替的)」という用語の一般的な定義は、「伝統的な規範から逸脱する、または伝統的な規範に挑戦する活動」であることと、機関投資家のおよそ80%がすでにある程度、オルタナティブ商品に投資していることを考えると、「オルタナティブ」という用語は時代遅れになりつつあると言えるかもしれません。

オルタナティブ業界は多くの点で、投資業界全体と共通する多くの問題に直面しています。そうした問題の例として、規制、販売パターンの変化とミレニアル世代の影響、ETFの増加、そして、ブロックチェーンとロボティック・プロセス・オートメーション(Robotic Process Automation:RPA)をはじめとするディスラプティブなテクノロジーが挙げられます。また、アルファの創出も忘れてはなりません。

全体的に、ここ最近ヘッジファンドセクターがもたらすリターンは期待を下回っており、その結果、特に手数料モデルに投資家の厳しい目が向けられています。ヘッジファンド会社は今後も、他社との差別化を図り、付加価値を示す必要があります。本号では、ヘッジファンド会社が将来関心を抱く可能性のある領域として、インパクト投資を取り上げます。

今回、BNYメロンのプライベート・エクイティ&不動産ファンドサービスのグローバルヘッドを務めるアラン・フラナガン氏に、プライベート・エクイティ、不動産、インフラへの投資に影響を与えているトレンドに関する見解をうかがうことができました。フラナガン氏は、いくつかの課題への対応策のほか、都市化の進行によって必要となるサービスのための資金供給において、これらのオルタナティブ投資会社が一役買うさまざまな可能性を指摘しています。かつては政府や金融セクターが担っていた資金の供給が確実なものではなくなり、代替的な資金源が利用される機会が生じつつあります。このテーマについて詳しくは、AIMAが公表した「Financing the Economy 2016」をご覧ください。

オルタナティブセクターを構成している大手機関は、バックオフィスとミドルオフィスサービスを提供するアセットサービス機関を利用しています。アセットサービス機関にとって、提供するサービスを最適化するためにもセクターの動向を常に把握しておくことが重要となります。したがって本号では、アセットサービス業界が直面している主要なディスラプティブなテクノロジーも分析しました。

要するに、投資業界のあらゆる領域同様、オルタナティブセクターも数多くの大きな課題、そして機会に直面しています。このセクターがいつまで「オルタナティブ」とみなされるのかという問いについては、後日に譲りましょう。

<本号目次>

・ インタビューー新しい世界に適応する
・ インパクト投資ーヘッジファンドにとっての持続可能な戦略
・ 為替ヘッジの実施過程におけるリターンのロスを防ぐ
・ 日本における資金調達ーオフショアファンド・マネジャーのための「日本の規制概要」
・ ファンドへの租税条約の特典付与が打ち切りに?
・ 投資家向け報告ー活力を取り戻す
・ インダストリアル化を通じて効率性を高める
・ 不動産管理の技術革新ー不動産ファンドにおけるブロックチェーンの利用に関する考察
・ アセットサービスの未来―3つの破壊的技術がカギとなる
・ 欧州におけるETFの成長 

詳細については、添付資料をご覧ください。
英語原文(PDF)

(PDF、88ページ、10,884KB)
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