「IASBがIFRS第9号とIFRS第4号を置き換える保険契約の新基準との発効日の相違に関する懸念に対処するためにIFRS第4号の修正を提案」 ブックマークが追加されました
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「IASBがIFRS第9号とIFRS第4号を置き換える保険契約の新基準との発効日の相違に関する懸念に対処するためにIFRS第4号の修正を提案」
IFRS in Focus (月刊誌『会計情報』2016年3月号)
一般のコメントを募集するため2015年12月に公表された、公開草案ED/2015/11「IFRS第4号「保険契約」におけるIFRS第9号「金融商品」の適用」(以下「本ED」)に示されたIFRS第4号「保険契約」の修正案の概要説明。(月刊誌『会計情報』2016年3月号)
著者:トーマツ IFRSセンター・オブ・エクセレンス
本IFRS in Focusは、一般のコメントを募集するため2015年12月に公表された、公開草案ED/2015/11「IFRS第4号「保険契約」におけるIFRS第9号「金融商品」の適用」に示されたIFRS第4号「保険契約」の修正案の概要を説明する。
修正が提案された理由
本修正は、金融商品と保険契約の新基準との発効日の相違に対する保険業界の懸念を緩和することが意図されている。IFRS第9号「金融商品」は、2018年1月1日以後開始する事業年度に適用されるが、保険契約の新基準は、公表された際には、公表日よりおよそ3年間の移行期間を設けることとされており、その発効日は少なくともIFRS第9号が適用される2年後となると考えられる。短期間における変更作業の量及びコスト、保険契約の新基準との同時適用なしにIFRS第9号を適用することによる財務諸表のボラティリティを説明することの困難さ、保険契約の新基準に先行してIFRS第9号の分類及び測定の要件を適用することの困難さが、作成者によって挙げられた懸念である。
※続きは添付ファイルをご覧ください。
(530KB, PDF)