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2018年 アジア経済展望 ミンスキー・モーメントに怯えるアジア経済

(月刊誌『会計情報』2018年3月号)

本稿では、2018年にグローバル経済や金融で起こり得る事態を、特にリスク管理という視点から考えます。(月刊誌『会計情報』2018年3月号)

著者:リスク管理戦略センター長 大山ᅠ剛

アジア金融危機から20年が経過した2017年は、アジア経済にとっては非常に良い一年となった。新たな金融危機が10年サイクルで来襲する(2007年にはグローバル金融危機の前兆であるサブプライム問題が米国で勃発していた)との懸念もあったが、蓋を開けてみれば、多くの国が予想以上に強い成長を遂げたのである。中国経済は、緩やかな減速基調を辿りながらも、引き続き高成長を維持した。この中国経済の底堅さや好調な米国経済の影響もあり、他のアジア諸国の経済も堅調で資本流入も続いている。特に、韓国、台湾、そして多くの東南アジア諸国は、好調な外需を背景に成長を加速させた。また、これまで長く低成長に喘いでいた日本も、経済が回復基調に乗り、遂にデフレ不安状態から脱局するかという局面にまで来ている。

※続きは添付ファイルをご覧ください。

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