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「ファイナンス・タレントマネジメントを再考する」(1)~ファイナンス・タレントマネジメントの再構築の必要性とポイント~

(月刊誌『会計情報』2019年2月号)

本稿では、昨今の環境変化を踏まえて経理財務組織におけるタレントマネジメントの再構築の必要性やそのポイントを整理します。

著者:デロイト トーマツ コンサルティング合同会社 近藤 泰彦

1.はじめに

あらゆる組織における普遍的な課題の1つに「人材=タレントマネジメント」が挙げられる。環境変化にあわせて戦略や組織体制、仕組みを改革・改善したとしても、結局は「人材」の課題に行きつくからであろう。もちろん、経理財務組織においても例外ではない。

この普遍的な課題と言えるタレントマネジメントであるが、大きな環境変化を背景に盛り上がりを見せるときがある。昨今では2010年代の前半に多くの経理財務組織がタレントマネジメントに取り組んでいた。急速に進展するグローバル化を背景とし、社会的にも大きく取り上げられていたグローバル人材論、IFRSや国際税務などに対応するためのスペシャリスト論が盛んに議論され、本社の経理人材の計画的な海外赴任や専門性を持った人材の中途採用が進んだのである。そしていま、進展するデジタイゼーションやますます深まっていくグローバル化などを背景として、経理財務組織におけるタレントマネジメントが再び盛り上がりを見せている。

そこで、今回は「ファイナンス・タレントマネジメントを再考する」と題し、経理財務組織が取り組むべきタレントマネジメントのあり方や進め方を2回に分けて考察する。初回となる本稿では、昨今の環境変化を踏まえて経理財務組織におけるタレントマネジメントの再構築の必要性やそのポイントを整理する。

※続きは添付ファイルをご覧ください。

(538KB, PDF)
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