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IASB、年次改善プロセスに基づく修正案を公表

IFRS in Focus(月刊誌『会計情報』2019年7月号)

本稿は、パブリック・コメントのために2019年5月に国際会計基準審議会が公表した、最近の公開草案ED/2019/2「IFRS基準の年次改善2018-2020年」における提案の概要を示している。

著者: トーマツ IFRSセンター・オブ・エクセレンス

このIFRS in Focusは、パブリック・コメントのために2019年5月に国際会計基準審議会(IASB)が公表した、最近の公開草案ED/2019/2「IFRS基準の年次改善2018-2020年」(ED)における提案の概要を示している。

●本EDは、次の基準の修正を提案している。

-IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」

-IFRS第9号「金融商品」

-IFRS第16号「リース」に付属する設例

-IAS第41号「農業」

●本修正案の発効日は、公開期間終了後に設定される予定である。

●早期適用は、すべての修正について認められることが提案されている。

●本提案に対するコメントは、2019年8月20日まで募集されている。

 

本修正案

「年次改善」プロセスは、意図せざる帰結、矛盾又は見落としに対処するために、IFRS基準に必要であるが緊急ではない修正を、IASBが行うことができるようにするものである。単一のEDでの提案の公表は、基準設定プロセスを効率化することを意図しており、利害関係者とIASBの双方に利益を提供する。

2018-2020年サイクルのEDでは、IASBの「年次改善」プロセスの基準を満たす以下の4つのIFRS基準の修正を提案している。

IFRS第1号「国際財務報告基準の初度適用」-初度適用企業としての子会社

本提案では、親会社よりも後に初度適用企業となる子会社から報告される換算差額累計額についてIFRS第1号D16項(a)の免除規定の範囲を拡大するものである。この修正により、子会社、関連会社又は共同支配企業は、親会社のIFRS基準への移行日に基づき、親会社から報告された金額を用いて換算差額累計額を測定することが認められることになる。

※続きは添付ファイルをご覧ください。

(529KB, PDF)
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