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IASB、会計方針の開示に関する修正を提案

IFRS in Focus(月刊誌『会計情報』2019年10月号)

本稿では、2019年8月に国際会計基準審議会が公表した、公開草案ED/2019/6「会計方針の開示」(IAS第1号及びIFRS実務記述書第2号の修正案)を取り扱っている。

著者: トーマツ IFRSセンター・オブ・エクセレンス

このIFRS in Focusは、2019年8月に国際会計基準審議会(IASB)が公表した、公開草案ED/2019/6「会計方針の開示」(IAS第1号及びIFRS実務記述書第2号の修正案)(ED)を取り扱っている。

●本提案は、確定した場合、IAS第1号を修正し、企業に対し、重要な会計方針(significant ac-counting policy)ではなく重要性がある会計方針(material accounting policy)の開示を要求するものとなる。

●EDは、企業がどのように重要性がある会計方針を識別できるかを説明するために、IAS第1号のさらなる修正を提案している。会計方針が、重要性がある可能性が高い場合の例を追加している。

●本修正を補強するために、IASBは、IFRS実務記述書第2号に記載されている「4ステップの重要性プロセス」の適用を説明・実証するためのガイダンスと設例を開発している。●EDに関するコメントは2019年11月29日まで募集されている。

背景

IAS第1号は、企業が重要な会計方針(significant accounting policy)を開示することを要求している。IASBのディスカッション・ペーパー「開示イニシアティブ-開示原則」(DP)は、何が重要な会計方針を構成するのかに関して、利害関係者の見解が異なっていることを示していた。DPに対するフィードバックでは、会計方針に対する開示の要求事項が重要性(Materiality」を参照していないため、重要な会計方針の開示が有効でないのは、主として重要性の概念を適用する際の困難によるものであることを示唆していた。

※続きは添付ファイルをご覧ください。

(478KB, PDF)
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