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JICPA:業種別委員会実務指針第61号「暗号資産交換業者の財務諸表監査に関する実務指針」の改正について(公開草案)の公表

月刊誌『会計情報』2022年2月号

『会計情報』編集部

日本公認会計士協会(業種別委員会)は、2021年12月22日に、業種別委員会実務指針第61号「暗号資産交換業者の財務諸表監査に関する実務指針」(公開草案)を公表した。

これは、国際監査・保証基準審議会(IAASB)から公表された国際監査基準(ISA)315(Revised2019)及び監査基準の改訂に伴い、2021年6月8日付けで監査基準委員会報告書315「企業及び企業環境の理解を通じた重要な虚偽表示リスクの識別と評価」(以下「監基報315」という。)が改正されたことを受け、監基報315との整合性を図るため、業種別委員会実務指針第61号「暗号資産交換業者の財務諸表監査に関する実務指針」の見直しを行い、一通りの検討を終えたため、公開草案として公表したものである。

内容に係る主な変更点は次のとおり。

  • 「暗号資産」の定義の修正(第10項)
  • 重要な虚偽表示リスクの評価に関する記載の修正(第15項)
  • 内部統制システムの構成要素に関する説明の追加(第17項)
  • 特別な検討を必要とするリスクの定義の追加(第23項)

本公開草案は、2022年1月22日まで意見募集がされている。

詳細については、JICPAのウェブページ(https://jicpa.or.jp/specialized_field/20211222efc.html)を参照いただきたい。

以 上

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