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退職給付債務の算定方法の選択とインパクト

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退職給付制度の一つ一つに企業が込めた意図があり、退職金を算定する計算式には企業が反映した意思が内在します。そのことは退職給付制度を設計した企業自身こそ一番よく理解しているものと思われます。

2012年(平成24年)5月17日付けで、日本の新しい退職給付会計基準が公表されました。今回改正された項目のうち、数理計算を伴う『退職給付債務計算に関わる項目』は、企業グループの剰余金や将来の損益にも重要な影響を及ぼします。

本書では、この『退職給付債務計算に関わる項目』を取り扱いますが、このうち、特に企業財務や実務への影響が大きいと思われる「期間帰属方法の取扱い」と「割引率の見直し」を中心に、実務上の判断をする際に役に立つよう工夫をしています。具体的には、数値例や図表を多用し視覚的な理解を促すとともに、ケース別のシミュレーションを行い、着地のイメージをつかんでいただくよう心がけました。

「期間帰属方法の取扱い」は、唯一絶対の正解があるわけではなく、柔軟な考え方、多様な計算方法が認められる余地があります。求められるのは、首尾一貫した合理的な考え方であり、画一的な計算方法ではありません。

退職金の算定方法に反映した企業自らの意図を見つめ直したうえで、選択した方法が合理的である理屈を、企業自らが説得力をもって説明できるかが問われているといえます。本書では、こうした説明をする際の助けになることを意図して、理屈の立て方や考え方のポイントにつき解説を施しています。

本書により改正基準の中身をより深く、より納得感をもって理解いただけるものと確信しています。

 

書名

退職給付債務の算定方法の選択とインパクト

 

出版

中央経済社

 

著者

井上 雅彦 他

 

価格

本体2,400円+税

 

出版

2013年7月

 

ISBN

978-4-502-48680-7

 
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