出版物

キャッシュ・フロー計算書の経理入門

有価証券報告書には、貸借対照表、損益計算書及び株主資本等変動計算書と合わせてキャッシュ・フロー計算書の開示が求められています。企業の活動状況を把握するには、企業の財政状態を表す貸借対照表と経営成績を示す損益計算書に加えて、企業のキャッシュ・フローの状況を示すキャッシュ・フロー計算書の役割は、極めて重要となっています。

本書では、キャッシュ・フロー計算書の意義や位置づけを確認したうえで、キャッシュ・フロー計算書の作成の仕方について、解説しています。また、連結キャッシュ・フロー計算書特有の処理から連結キャッシュ・フロー計算書の作成方法、さらに、キャッシュ・フロー計算書の分析の仕方・利用方法までを解説しています。全体は、6章より構成し、次に示す観点からわかりやすく解説しています。
 

(1)キャッシュ・フロー計算書の意義や位置づけについて、わかりやすく解説しています。(セクション1、2)

(2)キャッシュ・フロー計算書の作成の仕方を計算シートを用いて解説しています。はじめてキャッシュ・フロー計算書を作成する方にも理解していただける内容となっています。(セクション3)


(3)連結キャッシュ・フロー計算書作成の処理を詳細に解説するとともに、連結キャッシュ・フロー計算書の実際の作り方までを設例をもとに解説しています。(セクション4、5)

(4)キャッシュ・フローの分析と利用に役立つ観点からその見方や読み方を解説しています。(セクション6) 今後は、国際財務報告基準(IFRSs)へのコンバージェンスの流れの中で、キャッシュ・フロー計算書の役割は、さらに重要になると考えられます。


本書は、実際にキャッシュ・フロー計算書の作成を担当される方からキャッシュ・フロー重視の経営を推し進める経営管理者の方にもお勧めします。

 

書名

キャッシュ・フロー計算書の経理入門

出版

中央経済社

編者

有限責任監査法人トーマツ

価格

本体2,400円+税

出版

2010年11月

ISBN

978-4-502-23600-6

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