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クロスボーダー人民元建て集中取引の規制緩和が進展

【中国投資情報】銀発[2014]324号通知の施行

2014年11月1日より「多国籍企業グループのクロスボーダー人民元資金集中運営管理業務展開に関する通知」が施行され、多国籍企業が行うクロスボーダー人民元建て取引に対しても、プーリング及び相殺を含む経常項目の集中取引が中国全土において開放されました。これにより、外貨建て取引に加えて人民元建て取引においても、中国全土でクロスボーダーでの資金集中取引が認められたことになります。

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トーマツ チャイナ ニュース 2014年11月号(Vol.144)

2014年に入り、クロスボーダー・キャッシュ・マネジメント取引に関する規制緩和が大幅に進展しています。中国(上海)自由貿易試験区(以下“自貿区”と省略)では既に、「自貿区における人民元クロスボーダー使用拡大の支持に関する通知」(銀総部発[2014]22号)及び「自貿区建設を支持する外貨管理実施細則の公布に関する通知」(上海匯発[2014]26号)が施行されています。これにより、自貿区企業を幹事企業とする中国国内外のグループ企業間において、クロスボーダー人民元建て取引ではプーリング及び経常項目の集中決済(集中受領・支払い)が認められ、更に外貨建て取引では相殺を含む経常項目の集中取引及び資本項目の集中取引(外債限度枠の集中など)が可能となるなど、クロスボーダー・キャッシュ・マネジメント取引において、大幅な規制緩和が進められています 。

また、多国籍企業に対しては、「多国籍企業外貨資金集中運営管理規定(試行)」(匯発[2014]23 号)が2014年6月1日より施行され、外貨建て取引において同様の経常項目及び資本項目の集中取引が中国全土において認められています 。

今般、「多国籍企業グループのクロスボーダー人民元資金集中運営管理業務展開に関する通知」(銀発[2014]324号通知)が2014年11月1日より施行され、多国籍企業が行うクロスボーダー人民元建て取引に対しても、プーリング及び相殺を含む経常項目の集中取引が中国全土において開放されました。これにより、外貨建て取引に加えて人民元建て取引においても、中国全土でクロスボーダーでの資金集中取引が認められたことになり、画期的な規制緩和が進展しています。 

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