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(自治体向け)地域医療再編推進

都道府県等、自治体医療行政が地域医療再編といった困難なテーマに取り組むにあたり、多職種専門的、客観的な立場からその推進の検討を支援いたします。

地域医療再編において都道府県等自治体が迫られると思われる難しいかじ取り

団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年、医療、介護、福祉サービスへの需要が高まり、社会保障財政のバランスが崩れてしまうことが懸念されています。これを防ぐため、国は2025 年に向けた医療と介護のあるべき姿と、そのための機能再編を示した「2025年モデル」を示し、医療・介護制度改革を進めています。この「2025年モデル」を実現するために、国は病床機能報告制度の運用を開始し、地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化と連携を推進するための地域医療ビジョンを地域ごとに策定することとしています。

地域における医療・介護は、そのサービスの質が住民の生活の質に大きな影響をもたらすことはもとより、財政面への影響、ならびに雇用面での影響等、幅広い視点から高度な検討が必要な重要論点である上、実際に現状を変革していくにあたっては、多くの関係者が発生することや多くの実務的な論点が発生することになり、非常に複雑なテーマであると考えることができます。

 

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地域医療再編にあたってのポイント

これまでの経験から以下のようなポイントが、重要なポイントであると考えられます。

ポイント1:機能再編ありきではなく、地域医療課題解消へ向けた合理的なアプローチとしての機能再編との認識

地域医療における機能集約・統合再編等を検討、遂行するにあたっては、再編の遂行は目的ではなく、地域医療に関する課題を解決・改善することにあたっての構造的に取り組む為の一つのアプローチであることを念頭に置くことが必要と考えます。地域医療の優先課題は何で、機能再編を活用してどう資源を構造的に最適化し、課題を解決するか?というステップで検討することで、建設的に問題を検討できると考えています。一つの例で言えば、地域における救急をどのように運用していくか、そのための地域の医療のあり方とは、というような視点を論点にしっかり組み込まずに、施設や機能再編/縮小だけの議論にすると、再編の本来の意義に立ち返ることができなくなり、なかなか推進が困難になると考えます。

ポイント2:初期費用だけではなく、中長期的な視点での地域最適の検討

機能集約・統合再編等において、費用を最小化し、効果を最大化する全体最適を実現するためには、長期的でかつ一貫した視点が不可欠であると考えます。財務面、医療面、そして雇用等の論点においても、直近の影響のみに論点が行ってしまうことがありますが、それと同時に、中期的・長期的な視点で何が正しいのかを検討することが、地域にとって大切であると言えると考えます。一つの例をあげれば、地域医療の再編を新病院等の建設と合わせて検討する場合、建設コストにのみ焦点が行ってしまい、開院後の効率的で質が高い運営のあり方についての検討が十分なされないケースなどがあります。

ポイント3:多領域間での連携、協業

医療機関再編を通じた地域医療課題の改善には幅広い専門性を基にした地域医療視点からの統合的な解決策が必要です。例えば、病院の経営を考えるにあたって財務の視点は言うまでもありませんが、その根底に係る医療従事者の来てもらう、残ってもらう仕掛けの問題。施設の問題、地域での機能分担の話や医療と介護の連携の話、統合再編にかかわる場合には、新病院のオペレーションや新しいテクノロジーのあり方の問題などがその例として考えられます。それぞれ全てが重要な論点で、それぞれにおいて高いレベルでの知見が求められるところであり、関係者間での連携が求められるところです。

 

デロイトトーマツグループの強み

このような複雑な問題について、一つの単純な方程式はありませんが、以下のような視点から質の高いサービスを提供することを目指します。

情熱を持った多様な専門家集団

デロイトトーマツグループはプロフェッショナルな専門家の集団であり、医療機関経営、公衆衛生、病院業務、医療情報システム、建築、テクノロジー、医事等幅広い分野で経験豊富な、また各種専門の教育を受けた専門家を有しており、彼らが地域の課題に向けて協力してサービスを提供することで、複雑な問題に対して取り組みます。

監査法人グループとしての中立性

デロイトトーマツグループは監査法人グループとして、中立的な立場から客観的な情報を基に検討を行います。また、全工程にて、例えばシステム販売等の工程内利害がないため、中立的な立場から、各関係者と協力し地域医療最適の視点を提供していきます。

国内での豊富な実績とグローバルネットワーク

国内における、地域医療再編・統合先進事例、ならびに新病院設立事例の多くにおいてもサービスを提供させていただいた実績を有しており、そういった経験を基にサービス品質を向上させることに日々取り組んでおります。また、グローバルデロイトのネットワークを活用して、海外での新病院設立事例等を常に収集しており、そういった事例から国内に当てはまるものについて考え方を援用するなどを通じて、品質向上につとめております。