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次のデジタライゼーションに向けた攻め・守り・構え

関連サービス紹介

急速に進歩する技術により製品、顧客、サプライチェーン、周辺プレイヤーが互いに接続され、エコシステムを形成することは、従来のビジネスの概念や価値観を超えた、ビジネスモデルのイノベーションが起こる可能性を高める一方で、セキュリティ脅威を飛躍的に拡大させることにもつながる。今後のデジタライゼーションの潮流を確実に生かしグローバルでの競争力を高めていくためには、攻め・守り・構えの3方向のアプローチが求められる。

デジタライゼーションによる更なるビジネス革新

ドイツのインダストリー4.0の提唱やIIC(Industrial Internet Consortium)設立に端を発したIoT(Internet of Things:モノのインターネット)の潮流は、産業用機器製造業においても製品や設備がネットワークにつながる状態を当たり前のものとした。アナリティクス技術、AI(Artificial Intelligence:人工知能)といった急速に進歩する技術を適用し、自律的なオペレーションを可能とするスマートファクトリー化、製品・設備の遠隔監視と予防保全による設備稼働維持の効率化など、ビジネスのデジタライゼーションが進んできた。今後は高速・大容量化、超低遅延・超高信頼性、同時接続端末数の増加、といった特徴を持つ5G(第5世代の通信統一規格)通信方式の供用開始と、AIとロボット技術の融合が相まって、従来のビジネスの概念や価値観を超えた、ビジネスモデルのイノベーションが起こる可能性が高まっている。

その一方で、製品、顧客、サプライチェーン、周辺プレイヤーが互いに接続され、密接に連携するビジネス生態系(エコシステム)が形成されることは、セキュリティ脅威を飛躍的に拡大させることにつながる。企業内部の情報システムへの侵入可能経路が増加するとともに、ビジネスモデル革新に向けて、顧客情報や技術機密情報等の重要性の高い情報がエコシステム内で共有されたり、オペレーション上クリティカルなシステムへの接続が行われたりするためである。悪意を持った攻撃の急増に対して、企業活動を守るサイバーセキュリティへの対応は今や政府・民間という立場や企業規模を超えた最重要の課題となっている。

このような環境下において製造業は、先端デジタル技術を「攻め」に活用して内外のイノベーションを起こすことと、最新のサイバーセキュリティを常に適用しビジネス運用をセキュアにする「守り」の両面を追求しなくてはならない。そしてそれらは、質・量ともに拡大していくデータ・デジタル化技術を意思決定に活用する文化が定着した組織のもとで連携して推進されるべきであり、そのような組織に変革する「構え」もまた、企業に求められていく。

次のデジタライゼーションに向けた攻め・守り・構え [PDF: 1.75MB]

デロイト トーマツ グループのデジタライゼーション関連サービス

デロイト トーマツ グループでは、日本の航空・宇宙産業が今後のデジタライゼーションの潮流を確実に生かして、グローバルでの競争力を高めていくための一助となるべく、「攻め」「守り」「構え」を支援するサービスを、企業のビジョン・文化、戦略からビジネスモデル、末端の製品コネクティビティに至るまでの企業活動全領域をカバーして、一貫して提供している。

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