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Power of Construction

建設業界の変革に向けて

活況を呈する建設業界だがポストオリンピックに向けた業界の構造変化の動きが本格化しつつある

国内建設業界は、長らく続いたバブル崩壊以降の不動産市況の低迷や公共事業の削減による長期低迷から脱し多くの上場企業で過去最高益の業績を上げている。一方、長期の不況による若年新規就労者の減少等により建設就業者数は1997年の685万人から2015年には500万人へ減少し、55歳以上の就業者割合が50%を超える等、量的質的な変化にさらされている。

足元で活況が続く建設業界ではあるが、東京五輪関連工事の後は大都市中心部の再開発事業を見込むものの、人口減少等で長期的には国内市場の縮小は避けて通れない見通しである。これに対応する為、大手を中心に海外事業の拡大や非建設事業の強化等、収益基盤の多様化に取り組んでいる。

更に、AI、IoT等の新たな技術の発達と実用化により、本業である建設事業は異業種プレイヤーも参加した構造変革が本格化しており、ゼネコン各社はスタートアップ企業を含む様々な企業との協業への取り組みを求められている。

このような状況下で建設業界のプレイヤーは何を機会と捉えチャレンジし、また脅威として対処してゆくべきかについて海外企業の紹介を交えながら解説する。

 

『Power of Construction』目次

  • 国内建設市場の動向と展望
  • 業界変革のキードライバー
  • 海外建設市場の動向と展望
  • グローバルプレーヤーの戦略
 
Power of Construction (PDF, 6.8MB)
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