調査レポート

Securing The Future of Mobility

Securing the future of mobility(和訳版)

未来のモビリティ社会では、成長の可能性と新しい価値創出源をもたらす一方で、これまでに無かったタイプのリスクが出現する。今、組織におけるサイバーセキュリティ対策の抜本的改革が必要なのである。

関連コンテンツ

はじめに

モビリティ社会の未来は、成長の可能性と新しい価値創出源をもたらす一方で、これまでに無かったタイプのリスクが出現する。ある場所から別の場所へと移動する手段を進化させるイノベーションには、必ずサイバーセキュリティに関わる課題が伴う。例えば、自動運転車両のハッキングによる衝突事故など、すぐに思い浮かぶようなリスクは、検討すべき課題の一部にすぎない。

広範に情報が収集されてデータとして蓄積されることにより、リスクがさらに高まるモビリティ社会においては、コネクテッドカーやそれに関連するエコシステムが予防(secure)、発見(vigilant)、回復(resilient)の3つの要素を備えるべく、総合的サイバーセキュリティ対策を組み込まなければならない。つまり、従来の組織におけるサイバーセキュリティ対策の抜本的改革が必要なのである。

予防(secure):
最も機微な情報資産について、生産性やビジネスの拡大、コスト最適化を実現させつつ、リスク軽減の必要性とのバランスを図りながら、リスクベースで対応策を講じる。

発見(vigiliant):
重要な業務プロセスを対象にモニタリングの仕組みを構築する。脅威データ、ITデータ、ビジネスデータを統合することによって、背景や前後関係等の付加情報を含めて監視することができ、インシデント対応を優先順位付けし、インシデント調査を効率化することが可能になる。

回復(resilient):
機会、需要、混乱、脅威といった、組織内外の変化に迅速に対応し、ビジネスへの影響を抑えながら事業を継続する。

本稿では、併存する4つのモビリティ社会の将来像において、各象限の概要と、それぞれの特有の課題および必要となる対策について解説する。また今後のモビリティ社会の実現に向けた全体像や安全策の構築についても解説する。

 

本レポートはDeloitte University Pressで発行された英語レポートを翻訳したものです。原文レポートは以下よりご参照いただけます。

https://dupress.deloitte.com/dup-us-en/focus/future-of-mobility/cybersecurity-challenges-connected-car-security.html

※日本語全訳版冊子をご希望の方は、問い合わせフォームよりご連絡ください。

図1:モビリティ社会の将来像
お役に立ちましたか?