最新動向/市場予測

自動車業界におけるデジタルマーケティングの潮流

Automotive Newsletter Vol.15 (2013/4)

デジタル媒体を活用し、ユーザーとの双方向コミュニケーションを基本とした新たなマーケティングアプローチが活性化している。さらに自動車業界においては、カーナビから発展したテレマティクスサービスも新たなマーケティングチャネルとして認識され始めている。

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自動車業界のデジタルマーケティングアプローチ

近年、デジタル製品の普及により、企業のWebサイトやソーシャルメディアを含むデジタル媒体を活用し、PC・スマートフォン・タブレット等のチャネルを通じて、ユーザーとの双方向コミュニケーションを基本とした新たな『デジタルマーケティング』アプローチが活発化している。

自動車産業におけるデジタルマーケティング
自動車メーカーはデジタルシフトの潮流、外部環境変化を的確に理解し、デジタルメディアを活用し競争力を高めるための適切なアプローチを取る必要がある。
顧客ニーズの変化
デジタルマーケティングが注目されている背景には、Gen XからGen Yへの購買世代交代、それによる行動特性の大きな変化があると言える。
競争環境の変化
自動車市場は新車からリテンション需要へとシフトし、全体的な需要が飽和、競争環境は激化している。このような環境下、ターゲット顧客に迅速にアクセスでき、効率的にカーライフの魅力を伝達できるマーケティングメディアが重視されている。
商品・技術開発手法の変化
自動車の電動化、ハイテク化が自動車産業のデジタル融合を推進した結果、自動車業界におけるマーケティングのあり方も変化してきている。

デジタル化時代に求められる顧客体験
デジタル化時代の到来によりコミュニケーションの本質的なニーズが実現され、情報量は圧倒的に増加した。デジタルメディアによりタッチポイントが複雑化し、地域特性を考慮の上、複数チャネルで統合的な顧客対応を行うことが求められる時代になってきている。
自動車購買前
初期段階の顧客獲得のプロセスでは、如何に顧客からの認知度を向上させて購買のコンバージョンレートを高められるか、が鍵となる。
自動車購買後
自動車購買後のプロセスでは、ロイヤリティ醸成、満足度の継続的維持のため、サービスやアフターを含む顧客対応、手厚いサポートが欠かかせない。当プロセスにおいてもデジタルメディアによる統合的なコミュニケーションは重要な位置を占めるといえる。
テレマティクスによる顧客接点強化と新規ビジネスの創出
自動車購買後の顧客対応プロセスにおいて注目されているのが、顧客チャネルとしての活用機会は多岐に渡り、自動車オーナーとの接点となるデジタルチャネル、また様々な顧客関連情報のインターフェースとしても機能しているテレマティクスである。

理想とするデジタル顧客体験の実現に向けて
顧客ニーズが高まる中、顧客のため、自社のために、デジタルメディアをどのように活用するかの方向性を定め、全社的に取り組む時期に来ている。自動車関連企業が新しいデジタル時代に対応していくために必要な検討事項を5つの観点から提言したい。
(1) 顧客体験の再定義
(2) マーケティングROIの明確化
(3) デジタルマーケティング部門の設置とガバナンス
(4) 外部パートナーとの関係見直し
(5) 情報システムのマネジメント

 

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