global manufacturing competitiveness index

最新動向/市場予測

2016 世界製造業競争力指数  

Global Manufacturing Competitive Index 2016

先端技術の応用、BRICの崩壊、アジア太平洋地域の影響力上昇により、大規模なパワーシフトが起こっていると企業のCEOたちが予測

2016 世界製造業競争力指数

デロイト トウシュ トーマツ リミテッド(DTTL)と米国競争力協議会が作成した「2016 世界製造業競争力指数」報告書によると、米国は2020年までに中国から第1位の座を獲得し、最も製造業競争力のある国となることが予想されている。また、アジア太平洋地域の影響力の上昇と、欧州やBRIC諸国(ブラジル、ロシア、インド、中国)の減退により、従来の製造業における強豪国の間でパワーシフトが起きていることが明らかになった。本調査は、世界各国の製造業企業のCEO、および企業経営陣ら550名以上を対象としたアンケート結果の詳細な分析に基づいている。

「2016 世界製造業競争力指数」(参照 下表)では、現在最も製造業競争力が高い国は中国だが、今後5年間では第2位に下がると予想されている。米国は2020年までに中国から第1位の座を奪うと予想され、ドイツは現在の第3位の座を盤石にすると見込まれている。日本は2013年は10位だったが、今調査では4位、2020年においても4位と予想されている。

2016 世界製造業競争力指数:国別ランキング

製造業における競争要因のランキング 
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出所:デロイト トウシュ トーマツ リミテッド、米国競争力協議会、2016世界製造業競争力指数

日本の見解:

日本のビジネスリーダーは、新産業革命を後押しする有利な政策措置として、インフラとエネルギー(次世代車両)を明記した日本再興戦略や、ロボット革命実現会議の立ち上げなどを挙げている。また、製造工程における自動化やベストプラクティスの実行、世界市場の50%を占める工場用ロボットの他、自動車、自動車部品、エレクトロニクスの輸出を自分たちにとっての競争優位だと考えている。
一方、高い法人税率や新規事業投資に対する実効税率、エレクトロニクスおよび自動車産業における韓国企業の台頭、中国の工場用ロボット市場でのシェア拡大、乏しい天然資源と急速な高齢化を、今後の競争力の課題としている。

 

『2016 世界製造業競争力指数』目次

・2016世界製造業競争力指数のハイライト
・製造業を取り巻く環境変化の影響
・世界製造業競争力指数:国別ランキング
・製造業ランキングの上位は「バック トゥ ザ フューチャー」
・強みを持つ地域クラスターの出現
・BRICの崩壊
・MITI-Vの台頭 次の中国を探して
・世界製造業における競争要因の検討
・スポットライト:公共政策の競争力への影響

英語のオリジナルレポートはこちら:
2016 Global Manufacturing Competitive Index (英語版)

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