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実務的視点からの成功の要諦

カーブアウト買収の成功に向けた留意点 (2)

前号では、カーブアウトというM&Aの手法が広まりつつある中、通常の株式買収スキームとは異なる視点で必要なデューデリジェンスのアプローチや考慮すべき特有の留意点について総括的に述べました。 本稿ではこれに続き、当社が過去に支援したいくつかの事例を参考にしながら、実務的側面から考慮すべきポイント、成功の要諦について考察します。

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はじめに

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社  赤坂 直樹

前号でも述べたとおり、カーブアウトによるM&Aは売り手、買い手の双方にメリットが大きな手法として注目されており、今後もその件数は増加していくものと見られる一方で、譲渡対象のみの経営資源ではスタンドアロンで事業継続をする上で「過不足」が生じていることが一般的である。この「過不足」を前提とした譲渡対象事業のカーブアウト財務諸表は、買い手が対象事業の収益性や事業価値を把握する上で、その拠りどころとして信頼するには不十分な要素も多く含まれており、「そもそもカーブアウト対象資産(負債)には何が含まれているのか」「なぜ、どのような前提条件もしくは基準でこれらの財務数値が積み上げられたのか」「スタンドアロンで事業運営するためにはどの程度の追加支出が発生するのか」という検証を多角的な視点のデューデリジェンスによって確認していくことが極めて重要となる。

本稿では前号につづき、当社が過去に支援したいくつかの事例を参考にしながら、カーブアウト案件において実務的側面から考慮すべきポイント、成功の要諦について考察していくこととする。

続きは添付ファイル[PDF]をご覧ください。

 

連載記事
>>カーブアウト買収の成功に向けた留意点(1)~競争力の維持とシナジーの実現にむけて

(162KB,PDF)
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