調査レポート

次世代ファミリービジネス ~ビジネスエコシステムの追求

今日のファミリービジネスにおける課題は、企業としてのアイデンティティと創業家としての結束や価値を維持しながら、不安定で急速に変化するビジネスエコシステムでどのように成功するかを学ぶことである。

概要

ファミリービジネスは世界経済の大部分を占めており、推定で世界の年間GDPの70%から90%を占めていると見られています。彼らはデロイトにとって重要なクライアントです。我々は、引き続き次世代のファミリービジネスリーダーを中心に、ファミリービジネス部門に関与できることを誇りに思っています。

我々は、現役世代と次世代の両方のファミリービジネスリーダーと継続的な対話を行い、彼らがデジタル化や破壊的創造などの「今注目の話題」に相当の関心があることを理解しました。そして今般、我々は、ファミリービジネスにとってのもう一つの大きな関心事である、「今日のビジネスエコシステム内またはビジネスエコシステム間で生じる継続的な変化への適応方法」についての調査結果をまとめました。

主な調査結果

エコシステムは、成長と革新の機会を提供する。

  • 概して、次世代のファミリービジネスリーダーは、急速に変化するビジネス環境に適応できると考えている。
  • 56%は、ビジネスエコシステムを自社を成長させるために活用する機会と捉えている。
  • 50%は、ビジネスエコシステムが自社の革新的能力を向上させる機会を提供すると考えている。


重要目標である革新に対処するため第三者との関係が増加している。

  • 次世代ファミリービジネスリーダーの65%が、過去3年間で第三者との関係を強化している。
  • ほとんどのリーダーは、革新に対処するため第三者とパートナーシップを形成している。
    ・6%は常に第三者とパートナーシップを形成し、37%が頻繁にパートナーシップを形成している。
    ・49%は、優れたアイデアを有する組織と協働する予定である。
     

リーダーは資産や知的財産の所有権を評価し、これが買収に繋がることがある。

  • 次世代のファミリービジネスリーダーは、知的財産を所有する傾向にある。
  • 買収はこれまで、事業拡大のために最も頻繁に行われる取引である。
     

リーダーは、デジタルトランスフォーメーションの将来性について創業家を教育する必要がある。

  • 回答者の26%は、デジタルトランスフォーメーションに向けた戦略を適切に実施している。35%は、デジタル戦略をまもなく実施すると回答している。
  • 次世代のファミリービジネスリーダーのデジタル化への意識は高いが、それ以外の創業家メンバーはデジタルテクノロジーがもたらす機会を認識していない可能性がある

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コンタクト

デロイト トーマツ税理士法人
パートナー 税理士 樋口 亮輔

2005年、税理士法人トーマツ(現 デロイト トーマツ税理士法人)入社。入社以来ファミリービジネスに対する承継支援、M&A支援、組織再編支援等に従事。主に自動車部品メーカーのファミリーオフィス支援、消費材メーカーのファミリーガバナンス構築支援、食品メーカーのクロスボーダー相続支援、上場会社創業家のエステートプランニング支援、医療法人の承継支援等実績多数。現在はファミリーアドバイザリーサービスをリード。

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デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
ヴァイスプレジデント 相原 啓人

官公庁、経営コンサルティング会社等を経て、2014年、デロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社入社。 国内の中堅・大規模オーナー系企業を中心に、経営ビジョン・企業戦略策定、中期経営計画策定、組織設計、オペレーション改善、海外事業撤退支援、経営幹部・中堅幹部育成等、企業価値向上に関する幅広い領域に従事。近年では、オーナー経営者の承継プラン策定、承継後の新経営体制構築、資本政策、議決権集約、グループ内組織再編、ファミリーオフィス設立、後継者教育等、ファミリーアドバイザリー業務において豊富な経験を有している。
 

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