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ハッシュ関数(hash function)

ビジネスキーワード:ファイナンシャルアドバイザリー

ファイナンシャルアドバイザリーに関する用語を分かり易く解説する「ビジネスキーワード」。本稿では「ハッシュ関数(hash function)」について概説します。

ハッシュ関数

ハッシュ関数(hash function)とは、与えられた原文から固定長の疑似乱数を生成する演算手法を言う。生成した値は「ハッシュ値」と呼ばれ、データのハッシュ値を求めて両者を比較すれば、データが改ざんされていないかを検証することができ、いわば電子的な指紋のようなものである。代表的なハッシュ関数としては、与えられたデータに対してハッシュ値を生成するSHA-1やMD5がある。

ハッシュ関数

•H(X)は、一方向関数であり、H(X)からXを逆算することはできない。

•Xが与えられた場合でも、H(X)=H(Y)となるYを求めることは困難である。

ハッシュ関数の特長とコンピュータ・フォレンジックにおける利用方法

ハッシュ関数は、

A.同じデータからはつねに同じハッシュ値が出力される

B. データの内容が少しでも変化すると出力されるハッシュ値も変化する

C. ハッシュ値からもともとのデータを導き出すことは不可能

といった特長がある。つまり、ハッシュ関数は不可逆な一方向関数を含むため、ハッシュ値から原文を再現することは困難であり、同じハッシュ値を持つ異なるデータを作成することは極めて困難である。通信の暗号化の補助や、ユーザ認証やデジタル署名等のコンピュータ・フォレンジックの分野でも利用されている。

 例えば、不正調査の際に、不正実行者のPCを保全する際にデバイスデータの同一性の証明になり、ファイル単位での同一性の検証にも利用できるため、同一ファイルを削除し、膨大なデータを整理して解析することもできる。

ハッシュ分析のイメージ

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