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2018年版 グローバル アウトソーシング サーベイ 結果概要

Global Outsourcing Survey 2018

デロイトが2018年に実施したグローバル アウトソーシング サーベイより、グローバルにおけるBPO(ビジネス プロセス アウトソーシング)の実態・トレンドを紹介する。本書は Deloitte LLC が 2018 年に発表した内容をもとに、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社が翻訳したものです。和訳版と原文(英語)に差異が発生した場合には、原文を優先します。

2018年版 アウトソーシング サーベイ結果概要

グローバル アウトソーシング サーベイは、グローバルレベルでのアウトソーシングの実態・トレンド把握を目的に、デロイトが隔年で実施しているサーベイである。2018年のサーベイでは、「ディスラプティブ アウトソーシング」をキーワードに、「クラウド活用」、「RPAの活用」、「サイバーリスク」、「経験からの学び」等の質問項目を設定し、500名を超える大手企業のエグゼクティブから回答を得た。

2018年版 アウトソーシング サーベイ結果概要 〔PDF, 2.30MB〕

2018年版サーベイ結果から読み解く3つのトレンド

アウトソーシングが競争優位性の原動力となる

コスト最適化は、アウトソーシングの重要な基準であるが、もはや最も重要な基準でないだけでなく、上位5位にも入らない。これはディスラプティブ アウトソーシングが、企業のオペレーションを変え、アジャイルで効果的/効率的な組織に変革することで、競争優位性を企業にもたらすことができるからである。回答企業は、こうした利点を明確に認識しており、ディスラプティブなアウトソーシングソリューションについて、回答企業の約84%で既に協議を開始している、試験導入をしている、または、業務適用していると回答している。

企業は、クラウドやRPA等のディスラプティブなアウトソーシングを進んで導入している

大多数の企業(93%)がクラウドソリューションを検討しているか、または導入しており、72%がRPAソリューションを検討または導入している。回答企業の70%が、ベンダーがディスラプティブなソリューションを導入可能もしくは導入に足る高度な能力を有していると考えている。

ディスラプティブなソリューションの導入には現実的な課題がある

クラウド導入に関する課題として、データ移行、セキュリティ要件、アプリケーションの最適化/変更が挙げられた。RPA導入に関する課題として、社内の抵抗、バラバラな業務プロセスおよび、法令等の制約が共通課題として挙げられた。

 

RPAやクラウドの導入検討状況

大多数の企業(93%)がクラウドソリューションを検討しているか、または導入しており、72%がRPAソリューションを検討または導入している。回答企業の70%が、ベンダーがディスラプティブなソリューションを導入可能もしくは導入に足る高度な能力を有していると考えている。

※クリックまたはタップで拡大版をご覧いただけます。
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過去の経験からの学び

回答企業に、次にアウトソーシングの取り組みを行う場合、過去の経験を踏まえて変更しようと思っている点は何かを尋ねた。

ベンダーの選定
回答の上位は、選定プロセスに関するものであった。具体的には、提案依頼書の作成またはベンダー選定への十分な時間の確保(42%)と、競争入札の実施(39%)である。これは、社内の調達およびベンダー管理機能の成熟化が進んでいるためと想定される。

戦略的計画のアプローチ
他に多かった回答は、新たなアウトソーシングの取り組みに対する、より戦略的な計画アプローチに関するものであった。具体的には、サービス範囲の拡大(34%)、単なるリフト&シフトではないプロセスの変革(30%)、サービスインテグレーション・移行の強化への投資(28%)、第三者のアドバイザーの活用(27%)である。

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