調査レポート

Global CPOサーベイ2017

コスト削減とデジタル化の必然性

不確実な市場環境ながらも企業の成長意欲は高く、不確実性の中で急速な変革を支えるためには豊富なキャッシュが不可欠である。調達部門には、リスクを注視しつつも、迅速かつ持続的なコスト削減戦略を志向することが強く求められている。我々は従来の調達オペレーションモデルが変革を迫られる瞬間を目の当たりにしている。調達人材とスキル不足およびデジタル革新の発展がその変革の引き金となっている。

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2017年度のCPOに対する調達トレンド調査結果

世界36か国480人の調達リーダーが参加した、本年度のレポートには4つの重要テーマがあり、各テーマに対して調達リーダーが考慮すべきインクリメンタルな改革(漸進改革)とエクスポネンシャルな改革(指数関数的改革)がレポート中で提示されている。                                                           

マーケットの見通し:CPOは、企業経営に対してコストおよびキャッシュフローを継続的に改善することを通じて、不確実な時期の成長を支援している。CPOは、経営層からの高い期待に応えるべく、コラボレーション、人材、デジタル調達の各機能を次世代調達へと発展させる必要がある。

コラボレーション:サプライヤーとのコラボレーションや既存サプライヤーのリストラクチャリングの戦略上のプライオリティは低いレベルに留まっている。一方顕在化しているのは内部のステークホルダーとのパートナリングを重視する傾向である。新製品開発、内外製判断、M&A、企業リスク計画、顧客に提供する製品やサービスの定義などのビジネスの意思決定に深く関わったCPOが、回答者の中で最も高いパフォーマンスを示している。

人材:リーダーシップとデジタルスキルの必要性が高まっている一方で、スキルギャップを埋めるための投資やアプローチは限定的である。革新を可能にするテクノロジーの登場により、過去のスキルセットのままでは未来のニーズを実現することはできない。調達組織は、イノベーター、挑戦者、デジタル思考家として行動する次世代の調達リーダーを惹きつけていく必要がある

デジタル:回答者の75%は、デジタル活用を通じて調達部門の役割が拡大すると考えている。調達担当者は、コア運用システムと新しいデジタルおよび分析ソリューションの両方から大きなめりとを引き出すために、現在のデータと機能がもつ障壁を克服することを検討している。

Global CPOサーベイ2017 〔PDF, 8.87MB〕

本年度サーベイの主要な調査結果

  • 調達リーダーの79%がコスト削減に注力し、48%はキャッシュフローを増加させたいと考えている。
  • 10人中6人のCPOがリスク管理を優先事項として設定している。
  • 調達リーダーの52%が新製品、サービス、市場開発に注力している。       
  • 調達リーダーの75%は調達部門の変革のため経営層からの支援を受けていると回答している。
  • 大部分のCPOは、現在のビジネスパートナーシップの有効性を70%未満と評価し、将来の有効性が90%以上になることを希望している。
  • CPOの60%は、自社の調達チームが調達戦略を遂行するスキルを持っていないと考えている。
  • 4分の1の企業はトレーニングに対して、予算の1%未満しかコストをかけていない。
  • CPOの75%は、デジタル戦略の提供に際して、調達の役割が将来的に拡大すると考えている。
  • アナリティクスは調達リーダーの65%以上に大きな役割を与えている。

インフォグラフィック

本年のサーベイの結果には、見通しに不安が残るグローバル経済の調達におけるインパクトが反映されています。ぜひインフォグラフィックをご覧になり、世界規模の調査結果の概要をご確認下さい。

The Deloitte Global CPO Survey 2017 〔PDF, 12.9MB〕

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