調査レポート

グローバル安全保障Outlook 2016

防衛態勢の変化と、新たな「断層線」

世界各国の国防政策は、グローバルなビジネス環境に影響を与えます。これらの重要な政策はどのように変化し、ビジネスに影響を与えるのでしょうか。防衛・安全保障に関する環境・政策動向等、様々なファクトに基づき分析したデロイトのグローバル安全保障Outlookは、この問いに対する答えを考えるうえで、皆様のお役に立てると考えます。

GLOBAL DEFENSE OUTLOOK OVERVIEW

世界経済は継続的な発展を遂げる一方、軍事作戦の規模と数は減少し、グローバルな防衛環境に変化をもたらしています。今後5年間では、引き続き、こうした経済環境が全世界的に防衛態勢を緩和すると予想されます。2011年からの防衛態勢を分析した、デロイト独自の「防衛態勢指標 (Defense Posture Index (DPI))」によると、防衛投資に積極的な50の国々のうち7か国のみで、指標が上昇しています。

グローバルな防衛態勢は引き続き緩和傾向にあり、世界的な経済発展は防衛投資に比較的依存しなくなりました。しかしながら、5つの世界的な「断層線( five global fault lines ) 」が顕在化し(以下、参照)、コミットメントの脆弱な国際条約や同盟関係や技術発展が、これらの「断層線」のリスクを拡大させると考えます。

〔PDF, 1.71 MB〕
  • ロシア/北大西洋条約機構 (NATO): 東欧における通常戦力の対立構造
  • 中国/太平洋諸州: 南シナ海における海上対立構造
  • 国家/テロリスト: アフリカ、中東、南アジアでの不均衡な対立構造
  • 旧来および新興核保有国: 核保有国間の新たな不均衡
  • 情報経済国と新興経済国: サイバー空間での対立構造

 

グローバル安全保障Outlook 2016は、2020年に防衛投資が合計で世界の95%を占める50か国の防衛戦略と防衛リソースに影響のある政策やビジネス環境等について調査・分析を行いました。本レポートはビジネスや政策決定機関に対する有効な示唆や、5つの「断層線」に関する問題解決のための提言をまとめています。

〔PDF, 638 KB〕

Global Defense Outlook 2016 Shifting Postures, Emerging Fault Lines

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