最新動向/市場予測

独メルクがインドでIoT/セキュリティ・ハッカソンを開催

【第74号】ライフサイエンス・ヘルスケアに関する海外サイバーセキュリティニュース

2018年12月3日、ドイツの医薬品企業メルクは、インド・ハイデラバードのスタートアップ企業支援機関T-hubと共同で、IoT/セキュリティをテーマとするオープンイノベーションイベント「Merck Hack2Hire」の参加者募集を開始しました(募集期間:2019年1月7日まで)。

第74号 2019.1.7公開

T-Hubは、テランガーナ州政府、インド情報技術大学ハイデラバード校(IIIT-H)、インド商科大学院(ISB)、NALSAR法科大学により共同創設された官民連携パートナーシップ組織であり、クアルコム、ユナイテッド・テクノロジーズ、シスコシステムズ、サムスン、NVIDIA、ボーイング、OTISなど、グローバル製造企業と連携したプログラムを展開しています。

メルクは、医薬品/バイオ医薬品メーカーとともに、ライフサイエンス領域のデジタルプロジェクトを導入することができるIoT/セキュリティ分野の開発者/システムアーキテクトを求めています。

2019年1月26日に予定されているハッカソンは、監視制御システム(SCADA)アプリケーションのユーザーインタフェース設計者、最先端技術のプログラミング経験者、マイクロサービスおよびセキュリティの経験者などを対象としており、メルクのデジタル・バイオプロセッシング部門の製品オーナーとソリューション・アーキテクトがメンターを務めることになっています。

メルクは、2018年2月22日、インド・マハーラーシュトラ州のムンバイ地域に。ライフサイエンス製造・物流センターを構築する計画を発表し、2019年までの完成を目標としています。また、ドイツ本社や中国のイノベーション拠点とグローバルに連携しながら、スタートアップ企業支援のためのアクセレレーター・プログラムを強化しています。

当該記事が関係機関に及ぼすと考えられる影響

医療機関

・オープンイノベーションを介して医薬品メーカーが推進する製造・物流プロセスのデジタル化やセキュリティ対策強化が、医療サービス全体の品質向上やITリスク低減にはつながるように、サプライチェーンの下流に位置する医療機関側も並行してIoT/セキュリティ技術の動向を注視する必要がある。
 

医療品メーカー

・インドにはグローバル医薬品企業の開発・製造拠点が集中しており、メルクの取組は、業界全体の製造・物流管理やセキュリティの要求水準に影響が及ぶ可能性があるので、オープンイノベーションに直接関わらない既存業務関連部門もデジタル化動向を注視する必要がある。
 

サプライヤー

・医薬品企業のサプライヤーは、メーカー主導のオープンイノベーションに呼応する形で、自社のデジタル化やセキュリティ対策強化に取組む必要がある。

ライフサイエンス・ヘルスケアに関する海外サイバーセキュリティニュース

デロイト トーマツ リスクサービス株式会社のサイバーセキュリティチームでは、ライフサイエンス・ヘルスケア業界に向け、海外の規制情報やそれに伴う関係業界への影響について情報提供しています。(不定期刊行)

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