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デロイト トーマツ x 東京大学 SiSOC サイバーセキュリティトレーニング2017 開催報告

受講者の90%が満足、成績優秀者には副賞としてオランダ研修ツアー

デロイト トーマツ リスクサービス株式会社は、2017年9月19日から21日までの3日間、東京大学情報学環(SiSOC: Secure Information SOCiety research group)と共催で東京大学に所属する学生を主な対象としたサイバーセキュリティ人材育成プログラム「デロイト トーマツ x 東京大学SiSOCサイバーセキュリティトレーニング」を実施しました。

トレーニングの概要

本トレーニングは、デロイト トーマツ サイバーセキュリティ先端研究所(以下、DT-ARLCS)が取り組むサイバーセキュリティ人材育成支援の一環として2016年から行っており、2017年は2回目の開催になります。2017年9月19日から9月21日までの3日間、東京大学に所属する学生を中心とした32名を対象に開催されました。

トレーニングの内容はデロイトがグローバル規模でクライアントに提供している「Deloitte Cyber Academy(デロイト サイバーアカデミー™)」の内容をカスタマイズしたもので、セキュリティ専門家を養成する実践的なカリキュラムです。トレーニング初日に行われたオープニングセレモニーで、DT-ARLCS 丸山 満彦からは「本トレーニングは大変実践的なカリキュラムであり、たくさんの気づきを楽しみながら取り組んでほしい。その一方で力には責任も伴うものであることも忘れないように」と激励の言葉をかけるとともに倫理上の注意点を確認しました。 

オランダ大使館 イノベーション・科学技術参事官 ヤン・ハイン クリストッフェルス氏は「これから皆さんが学ぶサイバーセキュリティは、今日の社会にとって非常に重要な知識です。3日間のトレーニングを楽しんで、良い結果が得られるよう頑張ってください」と学生に対して激励の言葉を送りました。

トレーニングでは、セキュリティのトレンドやペネトレーションテストの方法論といった知識についての講義からスタートし、その後、インフラのセキュリティテスト、ウェブアプリケーション脆弱性アセスメントなど受講者たちが手を動かして学ぶ実践的なトレーニングが行われました。最終日には、CTF形式でのハッキングゲームが行われ、受講者たちは学んだ知識を確認しながら課題に取り組みました。

トレーニングの様子

表彰式の様子

3日間のトレーニングを終えた受講者は、オランダ王国大使館に会場を移して行われた表彰式に臨みました。表彰式では、本トレーニングのオーガナイザーでもある東京大学大学院情報学環 特任准教授 満永 拓邦氏より「卓越したスキルを持った講師のトレーニングを受けることは、サイバーセキュリティを本職としない人にとっても良い経験になったのではないかと思う。今回の経験を将来に生かしてほしい」という言葉が贈られました。

DT-ARLCS主席研究員である野見山 雅史は「多くの学生の皆さまに受講してもらい、大変うれしく思う。この経験が皆さんのキャリアに良い影響を与えることを願っている」と学生たちを労いました。

また、課題への取り組みやレポートのスコアをもとに成績優秀者として認められた2名の学生には、副賞としてオランダ研修ツアーが送られました。本研修では、デロイト オランダをはじめとした、オランダのサイバーセキュリティに関して先進的な取り組みを行っている企業の見学や、世界の第一線で活躍するサイバーセキュリティ専門家との意見交換などを行う予定です。表彰式において受賞者は「貴重な機会なので、オランダの最先端の取り組みをしっかり吸収して帰って来たい」とコメントしました。

受講者からは「レベルが高く、非常に取り組み甲斐のあるトレーニングだった。これからも継続して学習を続けていきたいと思う」「これまで体系的に学んでこなかったが、サイバーセキュリティの仕事に興味が湧いた」といった感想が寄せられ、トレーニング後に実施されたアンケートでは90%以上の受講者が(トレーニングの内容に対して)「とても満足」「満足」と回答し、デロイトが提供する人材育成プログラム「デロイト サイバーアカデミー™」のカリキュラムの質の高さが評価される結果となっています。

DT-ARLCSおよびデロイト トーマツ リスクサービスは、今後も産学官連携を通じた活動で、あらゆるサイバーリスクに対する知見を深め、セキュリティ人材の育成に関わる活動を継続的に実施していく予定です。

デロイト トーマツ x 東京大学SiSOC セキュリティトレーニング 過去の記事 

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