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循環取引

オペレーショナルリスクに関する用語一覧

内部統制(J-SOX)、内部監査、不正、リスクマネジメント等の実務において利用する基礎的な用語について解説します。

循環取引とは

複数の企業同士が共謀し、商品販売や役務提供を相互に行い売上を水増しする行為である。「スルー取引」、「Uターン取引」等が循環取引に該当し、粉飾決算の手口の1つである。不正の兆候として「利益率が徐々に低下する」、「一人当たりの売上高が増加する」、「売掛金及び在庫金額が増加する」等が挙げられる。取引全体の把握等の実施により発見できることがある。

スルー取引とは、自社が受けた注文を他社にそのまま回し、売上のみを計上する取引のことである。

Uターン取引とは、転売等を繰り返し行い、最終的に販売元に商品等が戻る取引である。

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