最新動向/市場予測

グローバル・リスクオフ小休止の中でもがく日本経済

リスクインテリジェンス メールマガジン Vol.13 (2016年4月)

マクロ経済金融に係るリスクの概観と金融規制の動向に係る概観について、留意すべき特徴点を炙り出すと同時に、有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信いたします。『リスクインテリジェンス メールマガジン(グローバル・リスク・ウォッチ)Vol.13』(2016年4月)

マクロ経済金融に係るリスクの概観(トレンド&トピックス)

◆グローバル・リスクオフ小休止の中でもがく日本経済
有限責任監査法人トーマツ
リスク管理戦略センター長 / パートナー
大山 剛

2月後半以降、次第に落ち着き始めたグローバル・リスクオフの動きは、その後も、米国FRB(連邦準備制度)の鳩派的スタンスから4月の FOMC(連邦公開市場委員会)でも利上げ見送りの見方が強まってきたこと、中国経済の減速がここにきて漸く底打ちする兆しが 見えてきたこと、そして原油価格が、産油国間での増産凍結に係る合意期待から上昇に転じたこと(但し、4月17日のカタールにおける 会合では結局合意には至らず、その後原油価格は一時的に下げに転じました)を背景に、引き続き後退が続いています。

<<これまで以上に市場からの圧力が強まり、マクロ経済が苦境に陥っている国に関する詳細資料有り>>

〔PDF, 392KB〕

金融規制の動向に係る概観(トレンド&トピックス)

◆行き過ぎた金融規制強化の可能性?
有限責任監査法人トーマツ
シニアマネジャー
岩井 浩一

バーゼル銀行監督委員会(以下、BCBS)の規制策定作業がやや慌しくなってきました。
この1ヶ月程に限っても、信用リスクの内部格付手法について「信用リスクアセットのばらつきの 削減:内部モデル手法の利用の制約」と題した市中協議文書や「銀行勘定のリスクアセットに係る規制上の整合性に 関する第二次報告書」が、また、レバレッジ比率について「バーゼルⅢレバレッジ比率フレームワークの改定」と 題した市中協議文書がそれぞれ公表されています。

<<内部モデル手法を利用する銀行にとって、潜在的に大きな影響を及ぼし得る提案に関する詳細資料有り>>

〔PDF, 315KB〕

今月の注目指標

◆アベノミクスの先行きに対する不透明感
有限責任監査法人トーマツ
マネジャー
祖父江 康宏

直近数ヵ月でアベノミクスに対する不確実性を示すデータが増えています。
金融市場では、投機筋(非商業部門)のドル円先物ポジションが年初に円の買い持ちに転じ、 その後も円の買い持ちポジションを保っています。

<<アベノミクスやマクロ経済の先行きに対する不透明感に関するグラフと詳細資料有り>>

〔PDF, 329KB〕

海外リスクに関するトピックス

◆新興国ビジネスリスクシリーズ(3)~ベトナム~
有限責任監査法人トーマツ
ディレクター
茂木 寿

ベトナム社会主義共和国の政治体制は中国同様、社会主義及び共産党一党独裁体制となっていますが、 1986年に開始された「ドイモイ」(「刷新」の意味)政策により市場経済の導入が進められ、 2000年以降においても6%前後の安定的な経済成長を遂げています。
現在の人口は約9,345万人ですが、2023年に1億人を超え、2044年には日本の人口を上回ると予想されており、 生産拠点、消費市場として高い関心を集めています。

<<一方で、ベトナムには企業活動の足かせとなるような多様なビジネスリスクに関する詳細資料有り>>

〔PDF, 350KB〕

講演情報

【外部講演】

◆「The Asian Banker Summit 2016」での講演と出席(2016年5月10日~12日:ハノイ、ベトナム) ※外部Web(英語)
2016年5月10日から12日に行なわれる「Asian Banker Summit 2016」にセンター長の大山剛がゲストとして出席し Financial Markets Dialogue にて “ Asia’s commodity markets and the impact of China’s changing commodity appetite amidst slowing growth”をテーマに演説し“"Organisational Structure, Teamwork and People”のテーマについて討論する予定です。


◆Asia Risk社主催 “Risk Japan 2016”(2016年6月9日:東京) ※外部Web

有限責任監査法人トーマツは、Asia Risk社が主催する「Risk Japan 2016」に本年もスポンサーとして参加いたします。本コンファレンスでは、センター長の大山剛とシニアマネジャー の浅井太郎がスピーカーとして、ディレクターの後藤茂之、シニアマネジャーの岩井浩一がパネルディスカッションのモデレーターとして参加する予定です。


◆株式会社セミナーインフォ主催セミナーでの講演(2016年7月1日:東京)
2016年7月1日開催、株式会社セミナーインフォ主催セミナーで、ディレクターの後藤茂之が“保険ERMの基礎と次世代への対応強化について”のテーマで登壇いたします。
本セミナーでは、保険ERMの基礎をもう一度確認するとともに、今起こっている構造変化の本質をいかに理解するか、ERMの高度化には何が必要なのか、について整理する予定です。

 


【講演報告】

◆Thomson Reuters主催 “第3回 金融規制 ジャパン・サミット”での講演(2016年4月12日:東京) ※外部Web
2016年4月12日にThomson Reuters主催 “第3回 金融規制 ジャパン・サミット”が開催されました。
本イベントでは、センター長の大山剛が“彷徨えるリスクアペタイト──マイナス金利と新たな規制環境下で向かう先とは”というテーマで講演し、シニアマネジャーの岩井浩一(テーマ:コンダクトリスク)、シニアマネジャーの森剛敏(テーマ:FinTech)、シニアマネジャーの佐川裕一(テーマ:コンプライアンス)が、それぞれパネル・ディスカションに参加いたしました。

 “第3回 金融規制 ジャパン・サミット”での講演(大山 剛)
“第3回 金融規制 ジャパン・サミット”での講演(大山 剛)

記事掲載情報

◆『週刊エコノミスト』2016年4月19日号での記事掲載 ※外部Web
センター長の大山剛の“日銀緩和策の死角 -日本の潜在成長率はマイナスの可能性実情見誤った政策は経済に害”の記事が 『週刊エコノミスト』2016年4月19日号に掲載されました。 

リスクインテリジェンス メールマガジン

グローバルな視点からみた、企業経営上の様々なリスクをチェックするリスクインテリジェンス メールマガジンでは、毎月、過去一ヶ月間に起きた事象を振り返りながら、事業リスクという視点から、多くの金融機関や事業法人が留意すべき特徴点を炙り出します。同時に、様々なリスク管理や金融規制上のトピックに関し、デロイト トーマツ グループの一員である有限責任監査法人トーマツ リスク管理戦略センターが考える意見も発信していきます。

 

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