サービス

CSRレポート作成支援

CSRレポートは、自社の活動を総括し、ステークホルダーの情報ニーズに適切に応えるための情報開示ツールであり、その内容の信頼性に対する社会の要求も年々高まっています。デロイト トーマツ グループでは、CSR・環境報告書を「CSR・環境活動の鏡」と位置づけ、CSR・環境経営のパワーアップにつながる報告書作成を支援します。

CSR報告書のトレンド

CSR報告書には、作成の参考とされる国内外のCSRガイドラインや考え方の改訂や、国際機関やNGO、報道機関に注目される社会問題の変化などによって生み出される大きなトレンドがあります。このトレンドには数年以上にわたる緩やかなものもあれば、年を追って変化する即時性の高いものもあります。こういったトレンドを踏まえた開示は、企業が社会からの要請をきちんと把握して対応していることを示す一つの大きな要素となります。

このCSRのトレンドを的確に捉え、ステークホルダーが求める情報を開示していくためには、社会問題の把握やステークホルダーの関心の変化を適時に捉えて行く必要があります。

GRIガイドライン第4版

2013年5月にGRIガイドラインが7年ぶりに第4版へ改訂されました。この新しいガイドラインは、特に「重要性(マテリアリティ)」に重点をおき、ステークホルダーとの対話に基づいて、事業にとって特に重要な開示情報とその指標を厳選して報告することを促す内容となっています。しかしながら、重要性を評価するための基準や特定方法については記載がないため、評価方法をそれぞれの企業で策定し、評価プロセスを公開する必要があるところが、対応の難しい点です。

また、G4では、第3版に採用されていたAからCの6段階のアプリケーションレベルが廃止され、代わりに 「Core(中核)」と「Comprehensive(包括的)」の2つの準拠基準が導入されました。この準拠基準の導入においても、重要性を考慮して情報開示を行うことを示しています。

デロイト トーマツ グループでは、G4のポイントである企業のCSR活動の重要性評価に関する支援をはじめ、G4に対応するための各種支援を行っています。

CSR報告書に関するデロイト トーマツ グループのツールとサービス

CSR報告書に関するツール

デロイト トウシュ トーマツが開発したCSR・環境報告書のベンチマークツールであるスコアカードでは、CSR報告書の現状のレベルを知ることができます。このツールは自社の報告書のレベルや他社とのベンチマーキング、それに基づく次年度の報告書の基本構想の立案など、CSR報告書の改善のために役立ちます。

 

CSR報告書の改善に関するアドバイス

デロイト トーマツ グループは、CSRトレンドの分析やCSR報告書ツール、各種ガイドライン等を活用して、貴社に不足している情報や、充実させることで強みになっていく情報を導き出します。

その結果に基づき報告書の構成案を提案します。

報告書の作成段階では、記載内容へのアドバイス、表現方法へのアドバイス、信頼性担保の方法検討など、レポート作成の各段階を支援します。

GRIガイドライン第4版や環境報告ガイドライン2012年版など、最新版のガイドラインへの準拠を前提とした支援も行っています。

 

統合報告

統合報告は、企業が外部へ公開している財務・非財務の情報を企業の価値創造プロセスに関連づけ、簡潔・明瞭な形で報告することです。

具体的には有価証券報告書やアニュアルレポート、環境報告書、CSR報告書等で公開している情報を企業の事業活動と結びつけて総合的な開示を行というものです。

デロイト トーマツ グループでは、豊富なアニュアルレポートやCSR報告書等の作成支援実績を元に、統合報告に関する支援を行っています。

また、情報開示にとどまらず、戦略立案・実行の面でも企業をサポートします。サービスの具体的な内容はこちらをご覧ください。