サービス

市場リスクマネジメント

市場の不確実性の高い中、企業においては如何にこれらのリスクをコントロールし、本来の事業活動において安定的な収益を上げていくかが成長の鍵になります。企業が有するさまざまな市場リスク要因の特性に応じたリスク管理手法の導入を支援します

価格変動と調達量のリスク管理

急激な為替レートの変動や、資源価格の乱高下による原材料価格の変動、また原材料の調達における不確実性の増大が、我が国の事業会社に大きな財務的影響を与えるようになってきています。また、保有するデリバティブなどの金融商品の時価の開示、IFRSによるヘッジ会計基準などの会計基準の改定などでも大きな変化が続いています。そのため、調達先の見直しや生産拠点を海外へ移して財務的な最適化を図る企業もあります。
このような市場の不確実性の高い状況の中、企業においては如何にこれらのリスクをコントロールし、本来の事業活動において安定的な収益を上げていくかが緊急の課題となっています。

デロイト トーマツ グループでは次のような市場リスクを主な対象として、市場リスク管理の課題抽出、定性・定量的なリスク要素とリスク量の把握、効果的なリスク移転・軽減手段の検討、リスクモニタリング体制の構築支援、内部監査の実施支援、リスク管理に関する教育・研修の支援をいたします


<対象とする市場リスク例>

為替リスク、金利リスク、原油価格変動リスク、非鉄金属価格変動リスク(銅、ニッケル、アルミニウムなど)、穀物価格変動リスク(小麦、トウモロコシ、大豆など)

サービス概要

1) 市場リスク管理体制診断

 企業が有する市場リスク要因は様々であり、それぞれの特性に応じたリスク管理手法を検討する必要があります。各企業の現状のリスク管理体制およびその取組手法についてチェックリストを用いたギャップ分析を実施し、現状の課題の抽出と課題解決の優先順位付けを実施します。

 

 2) 市場リスク分析・計量手法の構築・高度化支援

 効果的な市場リスク管理を行うためには、リスク要因の特性を踏まえて定量的にリスク量を把握し、リスクを全社的に認識共有することが重要です。代表的な価格変動リスク管理手法であるVaR(バリュー・アット・リスク)や、金融危機以降その重要性が再認識されているストレステスト・感応度分析などの手法を用いた定量的リスク分析・計量手法の構築を支援します。また、バックテストなどのリスク計量手法の有効性の検証支援も行います。

 

 3) 市場リスク移転・軽減手法の策定支援

 移転・軽減によりリスクをコントロールすることで、企業の収益機会の創出と安定的な収益の確保につながります。金融商品を用いたリスクヘッジ策の検討、ヘッジ取引基準の設定と運用上の留意点の助言を実施します。また、生産拠点やサプライチェーンの最適化による財務戦略の策定を支援します。

 

 4) 市場リスク管理体制の構築・高度化支援

 リスク許容限度枠の設定、ヘッジ取引規定案の作成、業務プロセスの文書化、リスク管理モデル構築、モニタリング体制にかかる支援を行います。

 

 5) 市場リスクにかかる内部監査支援

 複雑・高度化する市場リスク管理手法において、脆弱性を有するポイントの発見など、内部監査部門が監査を適切に実施するためのコソーシングや監査技能の向上および効率性を向上させるためのノウハウを提供します。

 

 6) 市場リスク管理に関する教育・研修支援

 新任のリスク管理担当者、内部監査担当者に対する研修等を企画・実施いたします。