ナレッジ

DataRobotを活用した効果的なAI人材育成・組織構築

DataRobot共催セミナーレポート

デジタル資本主義とビジネスモデル革新

データ資本主義

長期的にみると、データは貨幣と価格に取って代わり、金融資本主義はデータ資本主義へと移行します。ビッグデータを蓄積・活用することによって、これまで出来なかったさまざまな活動が新たに可能となります。

デジタル化によるビジネスモデル革新

「デジタル環境に対応して、製品やサービス、ビジネスモデルを変革する」ことがDXの目的であり、多くの場合、既存企業にとって「組織、プロセス、企業文化、風土を変革する」ことが必要です。

データ活用による顧客価値提案の変革

顧客志向のビジネスモデル革新には、データ活用による顧客価値提案の変革が必要です。その1つ目は「コストとデリバリーの変革」で、例えばサブスクリプションやシェアリングサービスによって顧客にとってのコストと製品デリバリーの方法を変革することです。2つ目は「エクスペリエンスバリューの変革」となり、データを使って顧客の利用経験や体験価値を改革する。そして3つ目が「プラットフォームバリューの変革」です。

業務プロセスの改善やビジネスモデル革新は、顧客への価値提案をいかに良くしていくかということに尽きるのですが、そのためには、データ活用やAI活用が重要なカギを握るということをあらためて認識すべきです。

 

早稲田大学ビジネススクール教授
早稲田大学IT戦略研究所所長
根来龍之

デロイト トーマツ コンサルティングの考える日本企業のDX推進における課題・アプローチ

当社が実施したグローバルAI活用企業動向調査結果によると、日本はグローバルと比較して、AIの成果が出ておらず、DX推進が軌道に乗っていない状況が明らかになりました。

グローバルと日本のAI活用動向の比較

  • 日本はグローバルと比較して、AIの取組に必要なデータセットへのアクセスが限定的である。
  • DXを推進するための人材・スキルが不足しており、DX組織については、確固たる役割と業務の標準化ができていない。
  • AI戦略の策定状況は同等であるが、AIが競争上の差別化につながっていない。

サーベイの結果や日々のプロジェクトでの実感をもとに、日本企業においてDXを推進する上で、5つのポイントが重要だと考えます。

日本企業におけるDX推進の5つのポイント

  1. 競争優位性:デジタル時代の希少性・差別化の源泉となるデータを、経験を積んだ人材が価値のあるサービスへ昇華させることで競争優位性を獲得
  2. データの民主化:全社的な”データの民主化”を実現し、データ利活用を浸透させるには、適切な状態でデータを蓄積・活用するための基盤が必須
  3. AIプラットフォーム:データからビジネス価値を素早く生み出すためには、AIを効率的に学習・運用するためのプラットフォームが必要
  4. ラディカルなデータ利活用人材の育成:AutoMLを活用しながら座学・実学を通じて効率的に育成
  5. DX予算の社内ファンド化:社内ファンド方式により戦略的かつ弾力的なDX予算の執行が可能

 

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
AAIユニット 執行役員 パートナー 室住 淳一

DX推進に向けたデータ利活用人材育成の方法論

データ利活用人材の育成における課題と対策

大半の企業において、外部からの専門人材を受け入れるよりも、従業員の再教育を重視しています。一方で、人材の不足やトレーニングプランの不備等によりデータ利活用人材の育成に課題を抱えており、その理由として、データサイエンスそのものの理解の難しさ、時間の確保の難しさ、座学と実践のギャップが挙げられます。

データ利活用人材の育成の進め方

そうした疑問への解として、計画→学習→実践の3つのステップでポイントを抑えながら進めることが重要です。

計画の段階においては、役割毎に分解した人材像を定義することが必要であり、その中でもシチズンデータサイエンティストやAIストラテジストといった存在が重要です。

次に、学習のステップにおいては、基礎的・共通的なコンテンツと専門的なコンテンツを分けることで効率的なカリキュラムを設計し、必要に応じて外部リソースなども活用することが推奨されます。

そして、実践では、業務部門が放ったらかしにならないよう、CoE組織などの専門家による並走支援を行うことや、学習と同様にAutoMLツールを提供し、現場で着実にプロジェクトを遂行できる環境を用意することが重要です。

これらのサイクルを回すことでデータ利活用人材の育成およびDX推進の高度化が可能となると考えます。

 

デロイト トーマツ コンサルティング合同会社
AAIユニット マネジャー 小田 弘明

DataRobot AI Cloudを活用したDX人材育成方法

組織・人材のケイパビリティ向上に資する”DataRobot AI Cloud”とは

当社が提供するDataRobot AI Cloudは、DX/AI人材の即戦力化のコアとなるアクセラレーターであり、これまでに国内外の様々な企業においてAIの民主化実現に貢献してきました。

Kaggle(カグル)トップランカーの叡智が詰まったソリューションであり、AIに必要な技術力を補完しております。また、AIプロジェクトを成功に導くためのビジネス・プロジェクト推進の観点もトレーニングや技術支援等のAIサクセスプログラムがカバーしています。

DataRobotを活用した人材育成メソッド

DataRobotはデータ準備から運用機能開発まで、機械学習モデルの構築・実運用までの作業の多くを自動化・省力化することで、データサイエンス知識のない業務部門の方々も市民データ・サイエンティストとして即戦力化に繋げることができます。

加えて、エキスパートなデータサイエンティストの方々にもご活用いただき、生産性向上にも寄与しています。

DataRobotを活用して、効果的にDX/AI人材の育成・組織構築を実現し、企業の競争力強化に繋げていただきたいです。

 

DataRobot, Inc. 
AIサクセスマネジャー 笹口 和秀

※ 本セミナーの動画は、以下のページにて無料でご覧いただけます
https://academy.ma-plus.com/products/detail/188

お役に立ちましたか?