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UN Guiding Principles Reporting Framework(国連の指導原則レポーティングフレームワーク)

国連指導原則に沿った人権項目についての企業報告ガイダンスを発行

国連のビジネスと人権に関するワーキンググループの支援により、国連のビジネスと人権に関する指導原則(UNGPs)に沿って人権項目をレポーティングする企業を対象とした、最初の包括的なガイダンスが発行されました(2015年3月4日)

人権項目をレポーティングする企業を対象とした、最初の包括的なガイダンス発行

国連のビジネスと人権に関するワーキンググループ(United Nations Working Group on Business and Human Rights)の支援により、国連のビジネスと人権に関する指導原則(United Nations Guiding Principles on Business and Human Rights:UNGPs)に沿って人権項目をレポーティングする企業を対象とした、最初の包括的なガイダンスが発行されました。このフレームワークは、人権に関するレポーティングを向上したい企業を支援し、統合報告に含めるべき人権に関する記事を識別するためのガイダンスを提供しています。

指導原則は3本の柱に立脚しています。

  • 第一は、しかるべき政策、規制、及び司法的裁定を通して、企業を含む第三者による人権侵害から保護するという国家の義務です。
  • 第二は、人権を尊重するという企業の責任です。これは、企業が他者の権利を侵害することを回避するために、また企業が絡んだ人権侵害状況に対処するためにデュー・ディリジェンスを実施して行動すべきであることを意味します。
  • 第三は、犠牲者が、司法的、非司法的を問わず、実効的な救済の手段にもっと容易にアクセスできるようにする必要があるということです。

フレームワークは簡潔な一連の質問を提供しており、企業の人権方針やプロセス、パフォーマンスに関する重要で有意義な情報を用いて、それらの質問にどう答えるか、明確で単刀直入なガイダンスを示しています。また、フレームワークは、それらの方針やプロセス、パフォーマンスを徐々に向上させるためのインセンティブとしても意図されています。

このフレームワークはUNGPsに関する2つのガイダンスフレームワークのうちの1つ目です。2つ目は2016年前半の発行が予定されており、保証のフレームワークとなります。これは、保証の提供者が企業により報告された情報をUN Guiding Principles Reporting Framework(国連の指導原則レポーティングフレームワーク)に沿って、適切に評価し保証を行うためのガイダンスを提供します。

 

フレームワークを参照するには、以下のウェブサイトを参照してください(英文のみ)
http://www.ungpreporting.org/wp-content/uploads/2015/02/UNGuidingPrinciplesReportingFramework_withimplementationguidance_Feb2015.pdf

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