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非財務報告に関するガイドラインのあり方

英国FRCがコメントレターを提出

FRCは欧州委員会の非財務報告に関するガイドライン案について懸念を示しています(統合報告関連ニュース2016.4.8)

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2016年1月、欧州委員会は非財務情報の報告メソドロジーに関するガイドラインについて、ステークホルダーから意見を集めるため、パブリック・コンサルテーションを開始した。このガイドラインは、全セクターの大企業を対象としているが、強制力を持つものではない。英国財務報告評議会(FRC)は、そのコメントレターの中で、提案されたガイドライン案は細かく規定し過ぎているかもしれないとして、警鐘を鳴らしている。

主な懸念として、FRCは、欧州委員会がガイドラインの開発において、元となる指令の原則の範囲を越えて、新たな開示項目を取り入れてしまうことになる可能性があると指摘している。また、FRCはガイドライン案のある種の特性が、定型的な文言での報告あるいは不明瞭な報告の原因となるかもしれないとも考えている。コメントレターでは、以下の例が挙げられている。

・ガイドライン内の包括的なKPIのリスト-企業が重要ではないKPIまでも報告に含むようになってしまう可能性がある

・非財務報告のすべてのフレームワークを含む完全なリスト-同様の問題に対処する他のフレームワークを除外したり、欧州委員会のガイドラインの範囲を越えてしまう可能性がある

コメントレターでは以下のように述べている。
どのようなガイドラインでも簡潔で、原則主義ベースで、企業にとってストーリーを語る上での自由度を許容すべきである。我々は、細則主義のガイドラインを支持しない。その理由は、そのようなガイドラインでは、関連する情報が埋もれてしまうほど詳細になってしまうだけでなく、定型的な文言での報告になってしまう可能性もあるからである。

詳細は以下をご参照ください。
http://www.iasplus.com/en/news/2016/04/frc(IASPlus・英語)

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