最新動向/市場予測

役員への女性登用

グローバルな視点から

取締役会における女性役員比率は増加し続けています。しかし、取締役会において主導権を握る女性役員の数は未だ世界的に低いままです。世界的に見て、取締役会で女性が占める割合は12%であり、議長の役割を担っている女性は、その中の4%に過ぎません。

この第4版の報告書は、49ヵ国における女性役員の数を増やすための取り組みを説明しています。

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女性役員比率はノルウェー、フランス、スウェーデンやイタリアなどが高く、欧州諸国が取締役におけるジェンダーダイバーシティにおいて先導し続けています。 

地域別の女性役員比率は、EMEA (5%) 、米州(4%) 、アジア太平洋(4%)となっています。なかでも米州とアジア太平洋地域の国々等での取り組みが進んでいないとされていますが、その中でも日本においては2.1%と、アジア太平洋地域の平均である4%を大きく下回っている状況にあります。昨今の日本の動きとしては、女性によるビジネスへの積極的な参加が議論されており、政治家や企業のエグゼクティブの働きかけによるイニシアティブは、かつてないほど盛んになっています。加えて、安倍首相が上場企業のCEOに向けて、女性取締役を1名以上任命するよう要請したことがきっかけとなり、女性役員の割合は、2012年の0.4%から2014年には2.1%まで上昇しました。女性の活躍の場を広げ、組織や国の更なる活性化に向けて、私たちは、日本でもこのようなトレンドを推進する組織、政府と積極的に協働を促進していきます。

(PDF, 14.6MB)

取締役会において女性役員は増加してきています。しかし、トップの座を占める女性の数は、先進的な国でさえ低いとされています。もちろん、多くの国において議長は重役ポジションですが、現在議長を務める女性の数が圧倒的に少ないことは明らかです。例えば、デンマークは世界で6番目に取締役会における女性の数が多いとされていますが、女性が議長を務める割合は下位にランクされており、我々の調査では今まで一度も女性が議長を務めたことがないとされています。このような実態はデンマークだけではありません。


グローバルの統計では、各国毎に明確な特徴は明らかにしていませんが、例えば、スカンジナビア諸国は成長が遅いとされるアジア太平洋地域に比べ、女性の役員登用が推進されやすい方針を持っているとされています。さらにできることがあることは明白です。我々は積極的に、組織や政府、政策立案者の協働を促進してまいります。それが結果を出すための唯一の方法であると考えています。

 

デロイト トウシュ トーマツリミテッド
デロイト グローバル・コーポレートガバナンスセンター
マネージングディレクター
ダン・コニグズバーグ 

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