「デロイト トーマツ ベンチャーサミット 2017」を開催、国内外のスタートアップ、大企業新規事業関係者が一堂に参集 ブックマークが追加されました
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「デロイト トーマツ ベンチャーサミット 2017」を開催、国内外のスタートアップ、大企業新規事業関係者が一堂に参集
グローバルイノベーションエコシステムを加速する
トーマツ ベンチャーサポート(TVS)は、2017年7月25日に「デロイト トーマツ ベンチャーサミット 2017」を開催し(デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー:DTFA協力)、国内外から約1,200名の参加がありました。 7回目となる今回、スタートアップ企業、大企業、政府関係者等によって構成されるエコシステム全体をテーマとし、エコシステムを成す関係者が集う場で、有識者を招いてのセッション、約130社の日本および海外のスタートアップ企業によるブース出展を展開し、参加者が次のビジネスにつながる種を持ち帰って頂く場となりました。
起業家、大企業M&A・新規事業責任者によるセッションを複数展開
デロイト トーマツ グループCEOの小川陽一郎の「アイデアや技術、そしてその融合により、この会場から多くのイノベーションが生まれることを期待しています」という挨拶で開会。つづいて、TVS 代表取締役社長の吉村孝郎はTVSの事業の全体像を紹介し、「グローバル展開を進め、オープンイノベーションのインフラとなることを目指す」と今後の展望を述べました。

基調講演は、Deloitte’s Center for the Edge(シリコンバレーにあるマネジメントリサーチのシンクタンク)のDuleesha Kulasooriyaによる「スケーリング・エッジ:イノベーションを躍進させる鍵」。事業や技術の「エッジ」を特定し、スケールさせる方法を解説しました。

後半のセッションはスタートアップ向けと大企業向けの2つのコンテンツに分け展開しました。
スタートアップ向けの「M&Aを加速する!バイサイドが考えるスタートアップの見方」のセッションはDTFAが担当し、パネリストとしてアステラス製薬 執行役員兼経営企画部長 岡村直樹氏、ソニー VPコーポレート・ディベロップメント担当 土川元氏、楽天 常務執行役員 高澤廣志氏が登壇。大企業がどのような領域をM&A対象とし、どのようにスタートアップの事業を見ているのかに焦点を当てました。M&Aを検討するトリガーや買収プロセスにかかる時間、といったスタートアップが関心を寄せる事項について、大企業のM&A責任者ならでは実体験をもとに議論しました。


大企業向けの「日本企業のグローバルオープンイノベーション最前線」では、SOMPOホールディングス 常務執行役員 グループ CDO 楢崎浩一氏、Honda R&D Innovation CEOの杉本直樹氏をお招きし、グローバルでオープンイノベーションを促進する重要性、グローバルのエコシステムを活用する体制構築の方法について意見が交わされました。


国内・海外130社のスタートアップがブースを出展
2017年7月で通算200回開催したベンチャー企業と大企業の事業提携を目的とした「Morning Pitch」が、ブース出展コーナーを開設しました。「Global Morning Pitch Expo」と題し、12領域のテーマに関する国内70社、海外60社の計130社のスタートアップが一堂に会し、最大規模のMorning Pitch EXPOとなりました。
会場内にミニステージを設け、海外スタートアップ全60社がピッチを実施。立ち見が出るほどの盛況で、グローバルイノベーショントレンドへの高い関心がうかがえました。

12領域のテーマ
■FinTech(金融×Tech) | ■ロボット・ドローン |
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■HealthTech(ヘルスケアxTech) | ■AR/VR |
■HRTech(人事×Tech),EdTech(教育×Tech) | ■シェアリングエコノミー |
■LogiTech(物流×Tech) | ■エンタープライズ |
■人工知能 | ■環境エネルギー |
■IoT | ■ライフスタイル |