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自動的情報交換(AEOI)ポータルサイトにおける各国CRS導入状況とFAQが公表

国際税務 OECD/CRS関連情報/2015年11月24日

2015年11月17日、自動的情報交換(Automatic Exchange of Information:AEOI)ポータルサイトが更新され、「各国CRS(Common Reporting Standard:共通報告基準)導入状況一覧表」、「CRSについてのよくある質問」および「グローバルフォーラムの活動状況に関する最新情報」が追加された。(国際税務 OECD/CRS関連情報/2015年11月24日)

本ニュースレターでは、日本の報告金融機関にとって、特に重要な各国のCRS導入状況一覧表およびCRSについてのよくある質問について情報をまとめている。

http://www.oecd.org/tax/automatic-exchange/ (OECDウェブサイト(英語))

1.各国CRS導入状況一覧表

各国のCRS導入状況をまとめた一覧表がAEOIポータルサイトに公表された。当該一覧表には国ごとに以下の項目が掲載されており、各国のCRS導入状況が簡単に比較できるようになった。

  • 政府間情報交換の初回実施時期
  • 国内法の制定状況
  • ガイダンスの公表有無
  • 報告金融機関および特定取引からの除外対象の有無
  • 報告様式の有無
  • 広域アプローチ(報告対象国以外の非居住者の特定義務)の適用有無

2. CRSに係るよくある質問

今回公表されたCRSに係るよくある質問は、CRSハンドブックにも掲載されているものから質問を追加したものであり、CRSについての不明点を明確にするものである。

CRSの以下のパートごとに質問とその回答が掲載されており、CRSを理解する上で非常に有益なものとなっている。

  • 報告義務
  • 特定手続
  • 報告金融機関
  • 非報告金融機関
  • 金融口座
  • 報告対象となる金融口座
  • その他

日本においては2015年3月の官報で国内法が公表されており、日本の金融機関はそれを基に2017年1月1日からのスタートに向けて準備を進める必要があるが、国内法の解釈について、一部不明瞭な点が存在するのが現状である。そういった不明瞭な点については、国税庁または金融庁からのより詳しいガイダンスやFAQが公表されるまでは、国内法の原点となるCRSに立ち戻って解釈する必要があると思われる。

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