ナレッジ

FFI契約の更新手続について

QI/FATCA 関連情報

本ニュースレターでは、2017年6月6日に米国財務省と米国内国歳入庁より公表された、外国口座税務コンプライアンス法に関する、外国金融機関契約の更新に関する通知について解説する。(米国税務 QI/FATCA 関連情報/2017年6月12日)

はじめに

2017年6月6日、米国財務省と米国内国歳入庁(Internal Revenue Service:以下「IRS」)は、外国口座税務コンプライアンス法(Foreign Account Tax Compliance Act:以下「FATCA」)に関する、外国金融機関(Foreign Financial Institution:以下「FFI」)契約の更新に関する通知を公表した。

1. 更新手続が必要となるFFI

2016年12月31日にIRSは、Rev. Proc. 2017-16(IRSウェブサイト(英語、PDF))により、更新版のFFI契約を公表した。これにより、Rev. Proc. 2014-38(IRSウェブサイト(英語、PDF))で公表された既存のFFI契約(以下「旧FFI契約」)は2016年12月31日で失効し最新のFFI契約に置き換えられることとなった。FFI契約の更新に伴い、Participating FFI(以下「参加FFI」)だけではなく、Reporting Model 2 FFI(以下「報告モデル2FFI」)として登録した、多くの日本の金融機関も更新手続が必要となる。

なお、日米当局間声明に基づくみなし遵守金融機関(以下「登録みなし遵守FFI」)として登録しているFFIについても、FFI契約の更新をしない旨の確認を行うため、上記の登録サイトにおいて、一定の手続が求められているので留意されたい。

2. 手続

実際の手続については、以下のFATCAポータルサイトから各社ホームページにログインした後のFinancial Institution Home Pageにある“Available Account Option”欄に“Renew FFI Agreement”の リンクが追加されており、ここから手続を行う。IRSが公表した最新のPublication 5118, FATCA Online Registration User Guide(IRSウェブサイト(英語))Section 5.3.9 “Renewal of FFI Agreement”に更新手続の方法が記載されている。

FATCA Foreign Financial Institution Registration(IRSウェブサイト(英語))

3. 期限

FFI契約更新、もしくは更新しない旨の確認の期限は2017年7月31日となる。更新を希望する場合は2017年1月1日から更新FFI契約を遵守していることが前提となる。また、2017年7月31日までにFFI契約を更新しない場合にはFFI契約が2017年1月1日に終了したとみなされる。一方2017年7月31日までに更新手続を行ったFFIについては、2017年1月1日にさかのぼって更新FFI契約が締結されたとみなされる。

おわりに

今回の更新手続に当たり、IRSは、FATCAポータルサイトにおける各FFIのFATCAメッセージボードに、更新手続に関する通知を送信しているので、確認されたい。

なお、更新版FFI契約に規定のとおり、今後、FATCAに関する定期的検証および内部統制の有効性についての宣誓が2018年7月1日までに必要となるので、これらへの対応が必要となることから、手遅れとなる事のないよう余裕をもって準備を進めていただきたい。

PDF

こちらから記事の全文がダウンロードできます。

(165KB, PDF)

関連するサービス

 

お役に立ちましたか?