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スポンサー付事業体の登録方法を公表

米国税務 QI/FATCA関連情報/2015年8月31日

2015年8月12日、米国内国歳入庁(IRS)は2015年末までにIRS登録が求められているスポンサー付事業体についての登録方法を公表した。スポンサー事業体は、スポンサー付事業体のリストをXML形式で作成し、FATCA登録システム(FATCA Online Registration System)から一括してアップロードすることが可能となる。なお、XMLファイルの作成が困難な金融機関は、FATCA登録システム上で個別に登録することも可能である。登録機能の実装は2015年後半に行われ、それに伴ってFATCA登録システムユーザーガイドも更新される予定である。(米国税務 QI/FATCA関連情報/2015年8月31日)

XMLファイルの作成

登録すべきスポンサー付事業体が多数存在するスポンサー事業体は、XMLファイルのアップロードによる一括登録の方が個別登録するよりも効率的である。XMLファイルの作成方法の詳細は下記のインストラクションおよびスキーマに記載されているが、本ニュースレターでは簡単に概要を記載する。

Multiple Sponsored Entities XML File Preparation Instructions (IRSウェブサイト(英語、PDF))
FATCA-FIRegistration-SponsoredEntityUpload-Schema (IRSウェブサイト(英語、ZIPフォルダ))

XMLファイルは以下の4要素から構成される。(1)スポンサー付事業体の商号、(2)識別コード、(3)国・管轄区域コード、(4)スポンサー付特定外国子会社の支店の国・管轄区域コード。ただし、(4)は後述する識別コードでSSを選択した場合のみ必要となる。

識別コードはスポンサー付事業体の種類によって、以下の3種類から選択する。(1)SD:スポンサー付直接報告NFFE、(2)SF:スポンサー付投資事業体、(3)SS:スポンサー付特定外国子会社

また、国・管轄区域コードは下記のリストから選択する。

Country/Jurisdiction Listing (IRSウェブサイト(英語))

おわりに

スポンサー付事業体の登録方法はエクセルシート等のデータシートをアップロードする方法ではなく、XML形式でリストを作成しアップロードする必要があるため、XMLファイルの作成に不慣れな金融機関は一括での登録が困難となった。弊社では自社でのXMLファイルの作成が困難な金融機関に代わってXMLファイルの作成サービスを提供する予定である。

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デロイト トーマツ税理士法人 米国税務サービスグループと有限責任監査法人トーマツ 金融インダストリーグループで協力体制を構築し、的確なFATCA対応サービスを提供します。また、IRS(米国内国歳入庁)と強力なコネクションを持ち、かつ国際税務・米国源泉徴収制度に豊富な経験を有するデロイトのFATCAグローバルチームとの連携により、米国税務およびIRSの最新の情報を入手し、迅速な対応を行います。

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